2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

仕事と人生 西川善文                   

2021年3月20日第1刷発行 「ラストバンカー」の遺言、という帯封につられて購入。 が、珠玉というほどのものではないように思う。 会議が膠着したら、大きな要素に視線を向けさせる工夫が求められる。 失敗したときに責任は自分が取ればいい。これができる人…

市川房枝 女性解放運動から社会変革へ 筑摩書房編集部

2015年1月25日初版第1刷発行 はじめに 第1章 農家に生まれて 第2章 怖いもの知らずの少女 第3章 女性運動に身を投じる 第4章 戦争と婦選運動 第5章 平等と平和を求めて おわりに 巻末エッセイ 87歳の時(昭和55年)に278万4988票を獲得して参院全国区第…

NHK「100分de名著」ブックス ダーウィン 種の起源 ~未来へつづく進化論 長谷川眞理子

2020年8月25日第1刷発行 これが面白いと思える人が理系向きなんだろうな。私の頭はいつの間にか文系になってしまったんだなと思う。面白さが味わえない辛さ。何を読んだら、科学的な古典・名著と言われているのに、面白さを感じることができるのだろう? 本…

人形の家 イプセン 矢崎源九郎 訳

昭和28年8月20日発行 平成28年7月15日95刷改版 令和元年12月10日96刷 幸せに生きていた弁護士ヘルメルの妻ノラには、夫のために違法なことをした秘密があった。それを知った夫は妻をののしる。問題が解決したので夫が再び優しく妻を迎えようしたら、人形では…

小公女 バーネット 訳 秋川久美子

2007年1月第1刷 2008年6月第3刷 裕福な家に生まれたセアラは、当初、ロンドンの寄宿学校でしあわせに暮らしていたのに、父の死をきっかけに屋根裏部屋で暮らすように。それでも優しさと気高さを失わない彼女に対し、寄宿学校の経営者であるミンチン先生は、…

星の王子さま サン=テグジュペリ 訳 谷川かおる

2006年7月第1刷 2014年5月第14刷 ずっと子ども向けの本だと思っていたが、改めて読み直してみると、いや、これは大人に向けて書かれた本だ。大人になって、ずっと忘れてしまっていた大事なもの。それを子どもの目線に立って書いている。だから子どものうち…

行動経済学 経済は「感情」で動いている 友野典男

2006年5月20日初版第1刷発行 帯封に「ノーベル経済学賞を受賞した、経済学を超えた経済学 その誕生から最前線まで」 目次 はじめに 経済学と心理学の復縁 行動経済学の誕生 人は限定合理的に行動する 合理的決定の難しさ ヒューリスティクスとバイアス 「直…

モンテ・クリスト伯 巌窟王 デュマ/作 矢野徹/訳 金斗鉉・篠崎三朗/絵

1989年5月10日第1刷発行 2019年2月19日第50刷発行 有名な「待て、そして希望をもて」で終わる、名作中の名作です。 友人に裏切られ、14年間の地下牢に閉じ込められたダンテスが、隣の牢の神父に学問と宝のありかを授けられ、脱走に成功した後、宝を手に入…

レ・ミゼラブル ―ああ無情―  ビクトル・ユゴー 訳 大久保昭男

2007年3月第1刷 2014年第13刷 何度も読んだはずなのに、ストーリーがきちんと理解できていなかったことに改めて気づかされました。 冒頭のミリエル司教の教会で盗みを働いたのに司教が守ってくれた場面、 姿を変えて市長となった後にジャン・バルジャンに間…

若草物語 ルイザ・メイ・オルコット 中山知子/訳 藤田香/絵

2009年3月15日第1刷発行 2009年8月24日第3刷発行 1868年出版ですから、今から150年以上も前ですが、名作といわれるのも分かります。 読んでいて、すっかり4姉妹、メグ、ジョー、ベス、エミーの、まちまちの個性だけどとっても仲良しの魅力あふれる日常生活の…

「鬼滅の暗号」解読の書 監修 瀧音能之

2021年1月28日第1刷発行 帯封に「「鬼滅の刃」に隠された歴史のメッセージを読み解く!」とあり、 目次を見ると、 第1章 キャラクターに隠れた暗号 『鬼滅の刃』はマイノリティを描いた物語だった 第2章 ストーリーに隠された暗号 なぜ人々は『鬼滅の刃』…

民主主義とは何か 宇野重規

2020年10月20日第1刷発行 2021年2月10日第9刷発行 帯封に「東大で詠まれた本 1位 2021年新書大賞 2位」 「東浩紀氏絶賛!『民主主義とは何なのか、本当は誰も正確にはわかっていない。だから同時に問い続けなければならない」とあり、これにつられて購入…