脳科学からみた「祈り」中野信子

第1章 脳に与える祈りの影響

第2章 脳科学からみた幸福な人、不幸な人

 

以下、キーワードを列挙すると。

 

怒り・妬み・恐れ・不安

コルチゾール(ストレス物質) 海馬を委縮させる

ちなみに海馬は「展望的記憶」もコントロールしている

 

ポジティブな祈り、利他行動

ベーターエンドルフィン、ドーパミンオキシトシン(愛情ホルモン)(脳内快感物質) 多幸感

ランナーズ・ハイ ヘルパーズ・ハイ

愛は4年で終わる(人類学者ヘレンEフィッシャー)

メラビアンの法則(言語情報7%、聴覚情報38%、視覚情報55%)

 

攻撃性の祈り

アドレナリン、ノルアドレナリン(怒りのホルモン) 血圧、血糖を上げる

 

新規探索遺伝子(ノベルティ・シーカー)

「すべての人間は生まれながらにして知ることを欲する」(アリストテレス

 

脳科学最大の発見」

ミラーニューロン(共感細胞、共感システム)1996年に発見

 

京都大学 藤井聡教授 心理学的アプローチから「他人に配慮できる人は運がよい」という論文 「認知的焦点化理論」 「人が心の奥底で何に焦点を当てているか?」によって、その人の運のよし悪しまでが決まってくるという考え方

「配慮範囲」 「関係軸」と「時間軸」

 

本書を読んで、”艱難辛苦汝を玉にす”という諺を思い出しました。

格言は脳科学からも裏付けられているんですね。

この諺をネットで調べてみたら https://innercare-lab.com/blog/cocoro_1 「山中伸弥教授からの【人生の要訣の言葉】」として次のような内容が紹介されていました。

どれも頷くものばかりです。 

  • 目の前の仕事を大切にすることが一番大事。 一つひとつ目の前の課題をやりきる。  それを習慣にすることで、世界で闘える技術力と精神力が鍛えられる。

  ●成功の秘訣はVW :ビジョンとハードワーク

  努力は才能に勝る ・ 願いは叶う ・ 絶対に諦めない執念

  ●うまくいった時には 「おかげさま」

  うまくいかなかった時には 「身から出たサビ」

  ●言葉には力があり、「まあいいか」は負の呪文。

  「まあいいか病」に罹患してはいけないし、もし罹患したとしてもすぐに

  気づいて治すことが成功に導く。

 

確かに、なるほどです。