ピーター・スコット WWF(世界自然保護基金)をつくり、自然保護に一生をささげたイギリス人 ジュリア。コートニー 訳/乾侑美子

1993年2月1刷 1996年4月3刷

 

父は南極大陸に一足先に到着したアムンゼンに1か月遅れで到着したスコット大佐。亡くなる直前の日記に、「息子が博物学に興味をもつようにしむけてください。博物学のほうがスポーツよりいい。努力をする男に育ててください」と。その母が偉い。自然・動植物に親しみ、絵画の才能を発揮する若きピーター。でもグライダーでもイギリスでチャンピオンになるし、ベルリンオリンピックのヨット競技で銅メダルも獲得するなど、万能です。でも小さい頃は軽い失読症だったかもしれないとも。絵の才能で自信をつけその後様々な才能を開花させたんでしょうね。きっと。

イギリスに行ったとき、ケンブリッジに寄ったときの感動は素晴らしいものがありましたが、ついでにスリムブリッジにもよればよかったなあとつくづく後悔します。

自然環境保護の活動は広汎に過ぎてとても紹介することはできません。でもこういう生き方も大変素敵ですね。