世界でいちばん素敵なSDGsの教室 監修 小林亮(玉川大学教育学部教授)

2021年7月1日第1刷発行

 

ジェンダー平等が一番進んでいるのはアイスランド。1980年には女性大統領が登場。フィンランドは第2位。サンナ・マリンは34歳で首相に就任。日本は先進国中で最下位の評価。

 

温暖化でなくなってしまいそうな国・ツバル。狭い所では幅20mしかない。

 

スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんのほか、ウガンダのヴァネッサ・ナカテさん、ウイグル人ラビア・カーディルさん、バングラディシュのムハマド・ユヌスさん、インドのラジェンドラ・パチャウリさん(2007年ノーベル平和賞受賞)が有名な環境活動家として紹介されている。

 

この本で、SDGsの17の目標のほか、169のターゲットを最初から最後まで初めて読んだ。新聞等で報道されていたのかもしれませんが、目標11のターゲット11-6に「仙台防災枠組2015-2030」に沿ってあらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う、とあって、仙台防災枠組という聞きなれない用語を調べたら、結構、しっかりした取り組みを仙台から発信されているのに驚いた。復興オリンピックの意義をこめた・東京2020。世界が注目する中で、この仙台防災枠組をもっと取り上げてもらった方がよいと思う。昨日から今日にかけて九州や中国地方での豪雨災害を含め、現下のコロナ対策と同様、防災はコロナ以上に人の命を救うのに役立つので、是非とも更なる具体化・実効化を実現してほしい。