あの歌この街二 橋本克彦

2021年3月18日第1刷発行

 

1 岸壁の母(昭和29年、47年) 舞鶴市が舞台。モデルは端野いせ(手記「未帰還兵の母」)。当時、引揚船が到着した、呉、唐津、博多、門司、佐世保、別府、下関、宇品、和歌山田辺、神奈川浦賀、横浜、函館などの港には岸壁があった。ところが、舞鶴は岸壁はなく桟橋だったらしい。へー。

2 勝手にシンドバッド(昭和53年) 茅ヶ崎に何度か行ったが、聖地サザンCモニュメントは見損ねてしまっていたらしい。

3 小樽のひとよ(昭和58年) 懐かしい。小樽運河に、裕次郎さんのポスターを展示しているサンモール一番街。

4 王将(昭和36年) 通天閣が将棋の聖地と呼ばれた場所だとは知らなかった。

5 長崎は今日も雨だった(昭和44年) 長崎まだ行ったことがない。思案橋界隈に寄ってみたい。

6 夢芝居(昭和57年) 北区の篠原演芸場で実況放送されたことがあったなんて初めてしった。

7 潮来笠(昭和35年) 茨城県潮来市が舞台だったとは。

8 瀬戸の花嫁(昭和47年) 小豆島の土庄町が舞台らしい。

9 昔の名前で出ています(昭和50年) 横浜が舞台らしい。

10 哀しみ本線日本海(昭和57年) 地図では日本海本線はないらしい。ただ日本海を間近に眺められるのは村上駅から五十嵐駅あたりまでらしい。

11 舟唄 舞台は三浦市。ダンチョネ節が三崎港の歌らしい。ダンチョネの意味には諸説あるらしい。海難事故を悼んで歌ったのが最初という説が有力らしい。遭難した実習生を哀れむ「断腸の思い」が元という説もあるらしい。

 

ちょっと変わった本ですが、気晴らしになりました。それ以外にも、多くの歌について書かれていましたが、知らない歌は紹介がうまくできないため、割愛しました。