2022年4月26日初版第1刷発行
帯封に「解説!ロシア対ウクライナ それでもロシアは戦争を選んだ なぜ?」「池上彰がウクライナ情勢を徹底解説! ・ロシアはウクライナを全部ロシアのものにしようとは考えていない。いったい、なぜか? ・ロシアがウクライナから奪ったクリミア半島。現地の住民がロシアに感謝する理由とは? ・ チェルノブイリ原発事故が起きたウクライナ。原子力発電にこだわったのはどうしてか? ・穀倉地帯ウクライナで大飢饉が起きた理由は? ・東京都が日本を乗っ取ったような『ソ連邦解体』」とある。帯封裏には「ロシアが戦争をしかけたウクライナ。世界から孤立し、ロシアを頼るベラルーシなど、旧ソ連の国々や東欧諸国を徹底解説東京都立青山高等学校の生徒たちとの白熱授業を書籍化!」とある。表紙裏には「第1章 ソ連中央に支配された連邦の国々と東欧 周囲の国々を衛星国としたソ連。その理由となったトラウマとは? 第2章 ソ連が崩壊し、15の共和国が誕生した 国内で不評だったゴルバチョフの改革 第3章 ロシアの脅威に身構えるバルト三国 杉原千畝ゆかりの国が持つ悩みとは? 第4章 『スタン』の名がつくイスラム諸国 『豊かな北朝鮮』と呼ばれる国は? 第5章 ロシアにすり寄ったベラルーシ、侵略された
ウクライナ ウクライナのロシア嫌い、その原点は?クリミア併合時、プーチンは嘘をついた! 第6章 EUとの溝が深まるポーランドとハンガリー 民主化した国がなぜ右傾化したのか?」とある。
第1章では「資本主義の国々からの攻撃がトラウマに」「フルシチョフの『スターリン批判』の衝撃」が、
第2章では「転機となった米ソのドクトリン」「チェチェン弾圧で大統領になったプーチン」(プーチンはチェチェンの独立阻止を「テロとの戦い」に変えるイメージ戦略に成功)が、
第3章では「『歌う革命』と呼ばれた」「超電子立国エストニアの裏事情」「リトアニアにあるロシアの飛び地」(カリーニングラード州)が、
第5章では「なぜ『白ロシア』と呼ばれていたか」「国家による民間航空機ハイジャック」(反体制派ジャーナリストのロマン・プロタセビッチ氏を逮捕するため)、「ロシアによるウクライナ侵攻」、
第6章では「『ワルシャワ蜂起』をソ連が見捨てた」「隠されていたカティンの森の虐殺」「オルバーン政権がEUの民主主義を揺るがす」(当初民主化運動の先頭に立っていたオルバーンは、セルビアとの国境に175キロ、高さ4mのフェンスを設けてハンガリーに難民が入ってこないようにしたり、2021年6月には反LGBT法を制定するなどした)が、
大変勉強になりました。