眠れないほどおもしろい 吾妻鏡 板野博行

2021年12月20日第1刷発行 2022年3月20日第7刷発行

 

帯封「2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の世界を堪能できる本! 北条氏が脚色した鎌倉幕府の『公式レポート』 源頼朝北条義時後鳥羽院北条政子…オールスターのすべて」「鎌倉幕府の成立 源頼朝の暗殺 承久の乱 北条氏の他氏排斥…まさに歴史すペクタル! その時、『鎌倉の地』で何が起きたか?」

 

裏表紙「『武家の世』は、こうしてつくられ、もみくちゃに ◆源頼朝は『後顧の憂い』を徹底的に絶ったはずだったのに… ◆北条氏の『家柄ロンダリング』とは ◆尼将軍・北条政子は『女スパイ』だったのか ◆北条義時は将軍家を滅ぼした『逆臣』なのか ◆最強上皇後鳥羽院が『承久の乱』に負けた理由 ◆鎌倉殿の十三人―『最後に笑った』のは?」

表紙裏「『敵(平家)を倒して、めでたしめでたし』…では終わらなかった! 源平合戦後、源頼朝がひらいた鎌倉幕府。ようやく平和になるかと思いきや、今度は内部で巻き起こる、討滅、謀略、権力闘争‥。鎌倉幕府の準公式記録『吾妻鏡』から数々の事件の真相に迫っていきます。」

 

徳川家康の「座右の書」として知られる「吾妻鏡」。

三代将軍実朝暗殺!義時黒幕説もあるが真相は闇の中。これにより源氏将軍の血筋断絶。

承久の乱で立ち上がった政子の演説で総勢19万の大軍は結束を固めて都へ攻め上がり1か月で勝利を収める。これにより北条家の執権政治は盤石になる。

二歳の三寅の将軍代行を政子が務めたとき既に63歳。後にも先にも女性が将軍になったのは政子だけ。

十三人の合議制もわずか1年で解体。北条権力増大のための布石として合議制をスタイルとして採用したに過ぎないようだ。