気象病ハンドブック 低気圧不調が和らぐヒントとセルフケア 久手堅司

2022年9月9日発行

 

帯封「これって#気圧のせいですか? 朝、布団から出られない 季節の変わり目に頭が痛くなる 天気が悪いとめまいがひどい 何だか耳がこもってしまう」「気圧予報・体調管理アプリ頭痛―る 自律神経が整う症状別のセルフケア 頭痛 めまい 耳鳴り 首肩こり 倦怠感 低血圧」

表紙裏「気圧や気温、湿度など、気象変化によって引き起こされる心身の不調のこと。特に、『低気圧不調』を指す場合もある。主な症状は、頭痛や全身倦怠感、首肩こり、めまい、耳鳴りなど。症状が多岐にわたり、時にメンタルへ影響をきたすため、『気にしすぎ』などと言われてしまい、なかなか周囲に理解してもらえないことも。」

 

「気象病」は正式な病名ではないが、病気=病名がつくというわけでは必ずしもない。

EBM「根拠に基づく医療」を重視する立場からは気象病のようにつらい症状であっても不調と認識されることが難しい。ESMだけでなく経験則を加えて診断+治療を考えていくというのが著者の立場のようだ。

 漢方薬は気象病の治療で最初に投与される薬らしい。気象病の症状が出ないのは、かれこれ10年以上漢方薬を続けているおかげかもしれない。五苓散の有効性はデータの上でも示されているようだ。

 マッサージやストレッチは気象病にも有効。体が硬い私にもストレッチやマッサージは必要かつ重要。気圧の変化はもちろんのこと、最近の寒暖差が激しいこともあり、ストレッチとマッサージの機会はもっと増やさねば!