上機嫌のすすめ 竹田双雲

2010年5月14日初版第1刷発行

 

帯封「地位や、お金や名誉よりも大切なのは上機嫌‼ 特別付録『上機嫌』直筆カード」「日々の生活は、自分の思い通りにならないことの方が多いものです。想定していないような出来事が突然起こったり、イやな上司と偶然一緒になったり、強烈な剣幕でクレームをいわれたり、まわりは思い通りにならないことであふれています。しかし、上機嫌力を鍛えていけば、それらを乗りこえる力をつけることができるようになります。そして、上機嫌の時間を少しずつ延ばしていく。一日のうちで、上機嫌でいる時間をこれまでよりも、ほんの少しでも増やしていければ、それだけ人生が変わってくると思うのです。なにも難しいことはありません。ちょっと考え方を変え、少し努力を続ければ、上機嫌力はアップしていくのです。(「はじめに」より)

表紙裏「上機嫌とは、ただ楽しければいいというだけの刹那主義や、単なるハイテンションの状態のことではない。どんな困難にも立ち向かえる、『ぶれない心』を持つことである。上機嫌は、明るく、安定感があり、持続する力もある。グローバル化による急速な社会の変化、長引く不況など、マイナスの感情を生みやすい時代だからこそ、上機嫌力を身につけて、『生きる力』を引きだそう!」

 

帯封と表紙裏の要約は、とてもよくできている。一言、二言著者が言いたいことを更に付け加えるとすれば、「寄り添う心」を持ち、「瞬感」の業につとめ、魔法の呪文のように「自分ダカラデキルコト」をくり返し、ゆっくりゆっくりと上機嫌力を鍛えて、一日の上機嫌比率を上げていこう、ということだろうか。