スノーデン 監視大国 日本を語る エドワード・スノーデンほか 自由人権協会 監修

あえて放置されるセキュリティの脆弱性からサイバー戦争の本質を考える
サイバー・セキュリティがここまで深刻な事態になってしまった原因とは?
この問題に関する国際的な報告書によれば、ハッキングや諜報活動の分野で優位に立つ政府が、ハッキングしにくくならないよう働きかけていたとされています。
対立国がハッキングの技術で追いついてきた段階でサイバー・セキュリティの議論を巻き起こし、対応する法律の導入を訴えるのです(48p)。

2017年3月23日、国連人権理事会は、第56回会合において、「デジタル時代のプライバシー権」と題する決議が満場一致で採択された。本文内では「プライバシー権は、他の権利の享有、個人の人格及びアイデンティティの自由な発達、並びに個人の政治的、経済的、社会的及び文化的生活への参加を可能にすることを認識し、またプライバシー権の侵害又は濫用は、表現の自由、干渉を受けることなく意見を持つ自由、及び平穏な集会・結社の自由を含む他の人権の享有に影響を及ぼすことがあることに懸念をもって留意し」と明記され、プライバシー権が人格の自由な発達の実現に寄与することが宣言された(115p)

中国とロシアは協定を結び、インターネット上の主権を宣言(148p)。
2つのインターネットの存在(IPV4IPV6)。この後IPV7あるいはIPV8の誕生を妨げるものは何もない(148p)。