FACT FULNESS ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング著 上杉周作、関美和訳

10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
帯封「「世界100部超の大ベストセラー待望の日本上陸!」「あなたの”常識”は20年前で止まっている!?」「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」ビル・ゲイツ大絶賛、大卒の希望者全員にプレゼントまでした名著」

確かに面白い。その一言に尽きる。個人的には本年のベストワンです。

目次
 はじめに
 イントロダクション
第1章 分断本能「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
第4章 恐怖本能 危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み
  「これからは、ひとりあたりの二酸化炭素排出量について、語り合うことにしましょうぞ」・・そもそも、国全体の二酸化炭素排出量を見ているのが間違っている。「肥満の問題は、アメリカよりも中国のほうが深刻だ。中国人全員の体重を合計したら、アメリカ人全員の体重の合計より重いからだ」・・
第6章 パターン化本能 「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み
第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
   「いまのイラン女性ひとりあたりの子供の数はアメリカやスウェーデンより少ない。そのことを、西洋の人はどれだけ知っているだろうか?」
第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
   「むしろ、自分が肩入れしている考え方の弱みをいつも探した方がいい。これは自分の専門分野でも当てはまる。自分の意見に合わない新しい情報や、専門以外の情報を進んで仕入れよう」
第9章 犯人探し本能 「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章 ファクトフルネスを実践しよう