「縮み」志向の日本人 李 御寧(イー・オリョン)

日本人がはじめて開発し、世界に送り出した商品は扇子であったー。卓抜な視点で日本人の「縮み志向」を鮮やかに描き、日本文化の本質や日本が工業化社会のトップに躍り出ることができた秘密を明快に分析する。「拡がり」に弱い日本的特性も指摘して、“数ある日本人論の中でも最高傑作”といわれる名作。
ただし読んでいて、全く素っ頓狂な個所も散見されると思う。173p,183pあたりはちょっとどうかと思ってしまう。