2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

重力波とは何か アインシュタインが奏でる宇宙からのメロディー 川村静児

ブライアン・グリーンを読んだ後だから、より一層そう思ったかのかもしれないが、こちらの方は、必ずしも素人向けではないように思う。前書は腰を据えて読み、こちらはそうではなかったために、そのような印象を持ったのかもしれないが、そうならざるを得な…

性と国家 佐藤優 北原みのり

・AKB48のやり方は、アメリカのスタンダードで見た場合は児童ポルノだと思う(47p) ・沖縄問題を考える際のキーワードは当事者性と指摘。一番やっちゃいけないのは、本土の人間が「日本の他所では考えられないようなこんなひどいことが沖縄でおこなわれてい…

宇宙を織りなすもの(下) 時間と空間の正体 ブライアン・グリーン 青木薫訳

下巻は、上巻に比べ、より専門的で、門外漢には難しい内容でした。読了するのに3倍くらい時間がかかりました。第10章と第11章の「インフレーション」から、第13章の「ブレーン」、「サイクリック宇宙論」あたりになると、あまり理解できなかったよう…

畑村式「わかる技術」 畑村洋太郎

「わかる」とはどういうことか。 脳科学的に説明すると、「脳神経の髄鞘化」(小泉英明)。 畑村式でいうと、事象を理解するためのテンプレートを作るということ。 「直観」と「直感」のちがいを考える(50頁以下)。 この部分(特に「直感」=「勘」not「…

法と言語 碧海純一

なかなか難解です。 英米法では、尨大な証拠法が歴史的に生成し、それとの関連において、事実認定の論理過程がやかましく論ぜられてきた。それに対して、自由心証主義をとる大陸法系諸国では、事実認定の領域はややもすれば裁判官の直観的な「勘」にゆだねら…

直感力を高める数学脳のつくりかた バーバラ・オークリー 沼尻由紀子訳

正確さが第1の集中モード思考(左脳)と大局的な拡散モード思考(右脳)を交互に利用することの重要性を指摘している(31p、239p)。 チャックを増やすことで直感が働き出す(64p)。 チャンキングの第1段階は、チャンクしたい基本概念に注意を集中させる…