2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧
2023年5月30日第1刷発行 裏表紙「『ショック・ドクトリン』とはテロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、知らな…
1993年4月20日発行 井原西鶴の『日本永代蔵』に日本十大分限者として描かれた和田鯨方の現棟梁覚悟は、三井組を金主にするため弥太夫と東京に出た。三井の頭取の前で和田家の歴史を語り、弥太夫は鯨漁を説明した。翌日、外国捕鯨船の事情を聞かされ効率よく…
1993年4月20日発行 第79回直木賞(1978年上半期)受賞作。多くの犠牲者を出した海難事故「背美流れ」を描く。紀伊半島南東部の大地では古式捕鯨が行われてきた。鯨が見つかると、勢子舟、網舟、持双舟が沖を目指して漕ぎ出す。網にかかった鯨に銛を打つ「…
昭和44年7月20日発行 昭和57年6月25日25刷 裏表紙「プライヴァシー裁判であまりにも有名になりながら、その芸術的価値については海外で最初に認められた小説。都知事候補野口雄賢と彼を支えた女性福沢かづの恋愛と政治の葛藤を描くことにより、一つの宴が終…
2022年6月28日第1刷発行 ヤマサ醤油の七代目当主の浜口儀兵衛。故郷を襲った安政南海地震津波の際、稲村に火を放ち、海の近くから高台に誘導して人々を救った。 2歳の時、父と死に別れ、祖父に育てられた。祖父から浜口家の家憲を教わる。「たとえ主人であっ…
2009年4月10日新装版第1刷 2009年9月25日第2刷 裏表紙「生涯、二万に及ぶ発句。稀代の俳諧師、小林一茶。その素朴な作風とは裏腹に、貧しさの中をしたたかに生き抜いた男。遺産横領人の汚名を残し、晩年に娶った若妻と荒淫ともいえる夜を過ごした老人でもあ…
2022年9月15日初版第1刷発行 目次 留岡幸助とわたし はじめに 児童福祉の開拓者 藤井常文 はげしくゆれ動いた時代/貧しい家庭の子どもたち/生涯をかけたしごと/自立支援と社会的養護の手本 1 学問への望みとキリスト教 0歳〜21歳 差別体験/キリスト…
1992年4月10日発行 秋の街 無期懲役刑の受刑者光岡は、仮釈放が許されることになった。仮釈放後は月1回は保護観察所を訪れなければならないが、16年ぶりに刑務所の外に出ることになるめ、それに備えて、刑務官の浦川は、光岡を連れて社会見学をさせた。保護…
2015年6月10日 飲み友達 定年退職を控えていた辻村は、妻と死に別れたこともあってか、かつての上司から、東京を離れて福岡に行くため、社内の独身で控えめな女性・久子の話し相手になってやってくれと頼まれた。関係を2年程続けて定年退職を迎える辻村は自…
1938年1月20日第1刷発行 2006年2月16日改版代1刷発行 2008年5月23日第4刷発行 表紙「ある日、鼻が顔から抜け出してひとり歩きを始めた…写実主義的筆致で描かれる奇妙きてれつなナンセンス譚『鼻』。運命と人に辱められる一人の貧しき下級官吏への限りなき憐…
2006年10月25日第1刷発行 表紙裏「横なぐりに脇差をたたきつけてきた。かわしきれず左肩を切り裂かれた平蔵。『鬼平。お前もこれまでだ』闇の底から、綱切の甚五郎の声が聞こえた。…鬼平の危機せまるスリルを描く『兇賊』をはじめ、『深川・千鳥橋』『乞食坊…
2020年1月14日第1版第1刷発行 帯封「“仏教は抜群に面白いしビジネスに役立つ” 佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦!!」「少欲知足、利他、縁起、供養、四宝印、出家…(正解がない)『諸行無常の時代』を生き抜く知恵と心構え」 目次 第1講 何のため…
2016年6月10日発行 繭玉おりん 小平治は3年前、友綱の十郎兵衛と組んで油問屋大村屋善右衛門に押入った。公家憲一郎に包囲され神妙にお縄につけと言われ、十郎兵衛は逆上して火を放とうとしたので小平治は命がけで止めた。その小平治が火盗改の手先を務める…
2016年6月10日発行 平蔵の顔 黒蝦蟇の麓蔵は、平蔵に実の弟が斬り殺されたことに恨みに思い、一矢報いたい。平蔵は深編笠を被り誰にも顔を見せない。麓蔵は「役宅にいるときも、平蔵がお調べの場に素顔をさらすことは、めったにねえというじゃねえか。一山い…
2006年10月25日第1刷発行 表紙裏「横なぐりに脇差をたたきつけてきた。かわしきれず左肩を切り裂かれた平蔵。『鬼平。お前もこれまでだ』闇の底から、綱切の甚五郎の声が聞こえた。…鬼平の危機せまるスリルを描く『兇賊』をはじめ、『深川・千鳥橋』『乞食坊…
2022年2月27日初版第1刷発行 2022年3月18日初版第2刷発行 第1章 宗教の起源・古代の宗教 第2章 ゾロアスター教 二元論、実質的一神教、拝火教 第3章 ユダヤ教 一神教の源流 第4章 キリスト教 第5章 マニ教 消えた世界宗教 第6章 イスラーム 第7章 ヒ…
2015年1月25日第1刷発行 帯封「お墓の撤去から新しい墓地のさがし方、納骨まで 実家のお墓はこう片づける テレビ・雑誌で大注目!墓じまいのリアルを徹底解説」「マスコミでひっぱりだこ!ケース別のストーリー仕立てだからよくわかります。墓じまいのプロが…
2007年11月20日発行 宇喜多秀家は関ヶ原の戦いで敗れ落ちのびた。秀家を救った者に匿われ、豪姫に秀家の無事が告げられた。秀家は大阪から島津に逃れることにし、大阪で豪姫と再会し永久の別れとなる。秀家は自害したことにし、その証として差料の鳥飼国次が…
2007年11月20日発行 秀吉の小田原城攻めが本格化する中、豪姫はガラシャが天下人に逆らってまで信仰を守り抜いていることに興味を持ち、キリスト教を学び始めた。やがて北条氏直を助命し、父氏政ら4名を切腹とすることで秀吉の天下統一は完成した。豪姫は男…
2007年11月20日発行 前田利家の娘豪姫は5歳の時秀吉の養女となり、宇喜多秀家の正妻となった。前田利家と秀吉とは互いに良く知った武将同士。柴田勝家と秀吉が対立した際にも利家は表立っては秀吉側に就けないものの、秀吉に通じていることを伝えようとし、…
2015年12月1日第1刷発行 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露に濡れつつ 天智天皇 春過ぎて夏来にけらし白砂の 衣ほすてふ天の香具山 持統天皇 あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む 柿本人麻呂 田子の浦にうち出でてみれ…
2004年11月20日発行 難破し水船になった船が無人であれば積荷は村の所有とするのが習いだったが、天領から年貢として徴収した米を江戸に運ぶための御城米船は厳しい規則が課されており、新造してから7年以内の廻船であること、乗組み員は身元引受人のいる素…
2023年3月15日 表紙「ソニー創業者の側近が今こそ伝えたい 混迷の時代を生き抜く道標(ヒント)になる歴史に名を残した経営者の名言」 裏表紙「前に進む勇気をくれる井深大の『生き方』盛田昭夫の『働き方』 ・『自分のため』だけに働くな ・誰もやらないこ…
2023年2月10日第1刷発行 帯封「『NHK映像ファイルあの人に会いたい』の名言を厳選! 選択に迷ったとき、くじけそうになったとき、『あの人』が語りかける」「『本書に登場する人物』(掲載順)瀬戸内寂聴、なかにし礼、宮城まり子、福本清三、酒井雄哉、高倉…
1996年5月10日発行 引き揚げに希望を託す綾子だったが、同じ建物で暮らす高齢の男性が天然痘に罹り高熱を発する。幸い誰にも感染せず、春になり、九台に移動して引き揚げが現実的となる。いざ移動当日になり、綾子は荷物を忘れて家に戻ると、綾子とさほど歳…
1996年5月10日発行 岡本先生の食事だけ相変わらず不平等が続き、絶対服従の部下だと考えている岡本先生への嫌悪は募った。日本人が子供を売るのが増えた。綾子が以前着ていた雨コートと三好の白の背広が市場で売られていた。名前が入っているのだから取り戻…
2006年10月25日第1刷発行 表紙裏「横なぐりに脇差をたたきつけてきた。かわしきれず左肩を切り裂かれた平蔵。『鬼平。お前もこれまでだ』闇の底から、綱切の甚五郎の声が聞こえた。…鬼平の危機せまるスリルを描く『兇賊』をはじめ、『深川・千鳥橋』『乞食坊…
1996年5月10日発行 夏の日照時間は長い。緑も深い。その一方で召集がかからぬ満渡だと思っていたのに、39歳の男性に召集がかかり、いつ要に召集がかかるか知れず、綾子は強い不安に襲われた。高熱が続き、熱が下がると下痢が続いて、新京に移って綾子は花柳…
1996年5月10日発行 三好綾子は親から独立するために三好要と結婚し、要が満州に渡った後、長女美那を出産した。要が帰国して昭和20年に綾子は美那を連れて要と一緒に満州入りした。要の上司にあたる岡本先生も一緒だった。戦時下にあるため、要と離れて姑い…
2018年3月15日初版第1刷発行 表紙「日本酒のギモン 生酛、山廃、無濾過って何? 生酒と原酒はなにが違うの? ホントわかんない… 麹造りや仕込み、搾り方のバリエーション、生酒と火入れの関係など、酒造りのすべてを図解とともに分かりやすく解説します おい…