ゼロからわかる墓じまい 吉川美津子

2015年1月25日第1刷発行

 

帯封「お墓の撤去から新しい墓地のさがし方、納骨まで 実家のお墓はこう片づける テレビ・雑誌で大注目!墓じまいのリアルを徹底解説」「マスコミでひっぱりだこ!ケース別のストーリー仕立てだからよくわかります。墓じまいのプロが書き下ろした画期的な実用書。ストーリー1:田舎の墓を片づけたくて ストーリー2:2人の娘が嫁いでしまって ストーリー3:夫も妻も一人っ子なので」

表紙裏「本書は次の3つの事例にそって墓じまいのやり方を解説しています。

①お墓参りに行けない田舎の墓を撤去し新しい墓をつくるまで

[墓をあけたら遺骨が1つ余計に出てきた。これってどうすれば?]

②嫁いだ娘には託せない。墓守がいない墓を撤去し新しい墓をさがすまで

[家族が怒り呆れた菩提寺の住職のひと言とは?]

③夫も妻も一人っ子。妻の実家の墓を撤去し納骨を終えるまで

[亡くなった家族を身近に感じられる『手元供養』ってなに?]」

 

目次

Story1 お墓参りに行けない田舎の墓を撤去し新しい墓をつくるまで

1 「お墓をよろしくね」と言われても

2 何はともあれ墓地を見学してみよう

3 改葬手続きを開始。遺骨を掘り出し納骨へ

Story2 嫁いだ娘には託せない。墓守がいない墓を撤去し新しい墓をさがすまで

1 娘にも弟にも墓は託せない。どうすれば?

2 「樹林墓地」を見学してみたけれど…

3 菩提寺の供養塔か、マンション型納骨堂か

4 離檀料に怒り、自動搬送式納骨堂に決める

Story3 夫も妻も一人っ子。妻の実家の墓を撤去し納骨を終えるまで

1 「私には継ぐべき墓が二つあるんだ」

2 本山納骨の見学に「大谷本廟」を訪ねる

3 撤去費用の相場は?見積りをとると

4 一部を手元に残して遺骨を本山に納骨する

Q&A 困った墓じまい こんなときにはどうすれば?

1 このお墓、どうすればいいの?[墓じまいを考える前に]

2 取り出した遺骨はどこへ納める?[改葬先の墓所選び]

3 墓じまいをスムーズに進めるには?[その流れと注意事項]

4 納骨前に確認しておくことは?[トラブルを回避するために]

 

 

・墓じまいとは、古い墓の撤去+新しい墓への遺骨の移動。法律的には「改葬」。その際には改葬許可証が必要になる

・墓地は、公営墓地・寺院境内墓地・民間霊園に大別される

・「宗旨宗派不問」の言葉には用心する。正確な意味や将来的な管理主体を確認するとよい

・お墓には、「継ぐお墓」と「継がないお墓」がある。継ぐ必要がないお墓を永代供養墓、永代管理墓という

・最近は、永代にわたって遺骨を収蔵する納骨堂が注目されている。①ロッカー型②お墓型③機械式型(自動搬送式タイプ)がある

・離檀料として150万円を要求されたら法外といえる

・解体・撤去の費用は相見積もりをとって。但し、指定業者でないと駄目と言われることも多い

・遺骨はゆうパックなら郵送できる。宅配の場合は事前確認を忘れずに

この手の本を読んだことがないので、勉強になった。大変分かり易く書かれていて、好印象を持った。