2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎, 古賀史健

「2014年で一番売れた本」という帯封につられて買ってしまいました。 アドラー心理学っていう言葉は最新ちょこちょこ聞くようになったけど、導入の書物としてはわかりやすく書かれている感想を持ちました。フロイト・ユングと並んで、アドラーという人は心理…

ネッスルは赤ちゃんの敵? ベルン第三世界研究グループ 訳者羅門三郎

衝撃的な内容でした。発展途上国では、哺乳瓶=殺人器具と断定する、研究グループの告発の書。かなり昔の本ですが、多国籍企業の功罪が見事に暴かれていると思います。法的な責任だけでなく道義的責任にまで踏み込んだ判決があるらしいので、今度探してみよ…

サムライ 評伝 三船敏郎 松田 美智子

「羅生門」を見た時に、すごい役者(三船敏郎)がいるもんだと思って、三船シリーズをもう少し見ようと思っていたら、ちょうど本屋にあった本。「世界のミフネ」となぜ呼ばれたのか、著者なりの視点から描かれているだろうとは思うが、それなりに良くわかる…

満願 米澤穂信

3冠に輝いた傑作短編集。このミステリがすごい、週刊文春ミステリーベスト10、ミステリーが読みたい、で堂々の第1位。第27回山本周五郎賞受賞作でもある。50ページから80ページの短編ものを集めた一冊だが、どれもこれも俊逸。インシテミルなど代…

新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 佐藤優・池上彰

現代社会の国際情勢を学ぶ必要性、学び方の入門的書物というところだろう。