2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
昭和55年11月4日1版1刷 昭和58年11月18日1版7刷 ①大江山仰ぐ故郷―仁の名は八犬伝から ②京都四中時代―寄宿舎生活で心身鍛錬 ③鹿児島高農へ―早速薩摩琵琶を習う ④京大から川崎造船へ―職工掛が初仕事 ⑤安全運転の功労で数々の表彰を受ける ⑥本社へ転勤―最年少で…
2009年11月20日発行 ・中学時代に国語の先生と一緒にリルケの手紙の輪読などをした寺子屋教室こそ、本当の教育ではなかったか。孤独とか死とか詩、体験という言葉は以前から見聞きしていた言葉だったが、それらが突然、全く異様な重さ、不透明さをもって立ち…
消防署員イ・ジヌ(チョン・ウソン)と手話通訳者アン・スジョン(イム・スジョン)は結婚を意識している恋人同士。スジョンはジヌが火災に巻き込まれないかといつも気をもむ。スジョンと遊園地で白雪姫の着ぐるみを着るハン・スウン(シン・ミナ)とは仲良…
昭和55年11月4日1版1刷 昭和58年11月18日1版7刷 ①生家は千年余続いた伊勢神宮神戸の“司” ②家計苦しく進学を諦めて松善に丁稚奉公 ③顧客カードをつくり科学的販売に成功 ④麻雀は満州仕込み―解説書の出版も ⑤名古屋時代―地元文化と豊かな交流 ⑥最年少重役に―子…
平成19年6月25日初版発行 裏表紙「広い世界を見るんだ―。僕は《在日朝鮮人》から《在日韓国人》に国籍を変え、民族学校ではなく都内の男子校に入学した。小さな円から脱け出て、『広い世界』へと飛び込む選択をしたのだ。でも、それはなかなか厳しい選択でも…
ジュンウォン(ハン・ソッキュ)は北朝鮮の女工作員イ・バンヒに撃たれる夢を見た。 ある日、同僚のジャンギル(ソン・ガンホ)がショッピングモールである男と接触する予定だったが、接触がバレて逃げ出した男は「あいつに見られた」と言い残して射殺された。殺…
昭和55年11月4日1版1刷 昭和58年11月18日1版7刷 ①濃尾の自然を自在に駆け巡った腕白の頃 ②勉強と運動に明け暮れた愛知一中時代 ③望まれて和歌山の旧家木下家の養子に ④三高時代―失恋の痛手に耐えて猛勉強 ⑤東大の機械科を終え請われて王子製紙に ⑥苫小牧で技…
チョルミン(ソ・ジソプ)はかつてチャンピョンに輝いたボクサーだったが、今は心を閉ざして駐車場の料金所で働く。ある日、視力を失いながらも明るく溌剌としたジョンファ(ハン・ヒョジュ)と料金所で知り合う。前任者がジョンファとテレビを見ていたので…
2009年11月20日第1刷発行 表紙裏「『坂の上の雲』の秋山兄弟、『世に棲む日日』の高杉晋作、『翔ぶが如く』の西郷隆盛、『竜馬がゆく』の坂本竜馬…。大転換期を迎えた今こそ、国民作家が愛した救国の指導者たちは輝きを増す。その魅力を半藤一利、磯田道史、…
1990年8月23日1刷発行 ・大正12年11月5日大阪市生まれ。戸籍上はなぜか11月25日。甲南高等女学校は「淑徳を涵養」するのが目的の学校だったが、恥ずかしがり屋から父の激しい血を受けて本来の私が出てきて何かというとしゃしゃり出て演説をぶつ女学生になっ…
1994年1月30日第1刷発行 2007年2月25日第36刷発行 表紙裏「《彼方の国、蜃気楼のような》二十世紀は『明治』に始まり、いま、その総括の時期にある。激動の昭和が終わり平成となった年は、世界史の一大転換期でもあった。時代のうねりは、歴史を書きかえ、人…
#11 運命の対峙 イルジメはウンチェを物乞いの子供たちの下に返した。ウンチェを乗せた輿が家に着くと輿の中にウンチェが消えていなくなり騒ぎとなる。イルジメはウンチェを帰りの夜道を一緒について家まで送る。途中でウンチェを探しに来た者達から身を…
1994年1月30日第1刷発行 2007年2月25日第36刷発行 幕末の小栗忠順(ただまさ)を西郷隆盛とともに「明治の父」の一人として取り上げている。勘定奉行兼海軍奉行という要職に付き、将来の日本を見据えていた点で勝海舟と相通じる。小栗は日本も軍艦を持たなけ…
#1 忍び寄る影 1人で屋敷に侵入し足音一つさせずに屋根を伝い、部屋に忍び込んで宝物を手にし、追手が取り囲んでも一瞬の暗闇の隙に他人と入れ替わって逃亡を成功させたイルジメ。時は13年前に遡り、王の功臣イ・ウォノが息子ギョムと漢陽(ソウル)を連れ…
昭和55年11月4日1版1刷 昭和58年11月18日1版7刷 ①裁判官を父に中国地方を転々として育つ ②けんかに明けけんかに暮れた少年時代 ③六高入学―勉強より柔道一筋の猛練習 ④ウィーン警視庁で53歳の“真剣勝負” ⑤大学時代―試験準備で料亭に泊り込み ⑥浅野から富士へ―…
2006年1月25日第1版第1刷 裏表紙「著者には、東京帝国大学の卒業記念として出版された『王陽明研究』と、「王陽明伝―王陽明の生涯と教学」(王陽明生誕五百年記念『陽明学大系 第一巻』所載、昭和46年)の名著がある。本書は、この名著を下敷きに、「分りや…
原作吉田修一。機密情報を高値で売り買いする「AN通信」。通信員たちの心臓には24時間、本部と連絡が取れなければ情報漏洩を防ぐため爆破するカプセルが埋め込まれている。冒頭から24時間ルールを守れない通信員山下の胸にランプが灯り、必死に連絡を取ろう…
昭和59年1月10日1版1刷 ①川崎生まれ ②溝ノ口小学校 ③日露戦争 ④父母の元へ ⑤三田のころ ⑥中学時代 ⑦陶芸を志す ⑧銀座「三笠」 ⑨東京高等工業 ⑩絵の勉強続ける ⑪学校の授業 ⑫陶磁器試験場 ⑬研究に励む ⑭リーチのこと ⑮英国に渡る ⑯作陶生活 ⑰英国の暮らし ⑱初…
ハン・ヒョジュの日本語が無茶苦茶上手になっています。2016年の「愛を歌う花」では、ソユル役を演じたハン・ヒョジュの日本語が片言だったのは、日本軍幹部の愛人に身をおとしたソユルの役柄上、上手な日本語では情感がうまく出せなかったからなんでしょう…
2022年9月15日発行 帯封「「何らかの『基準』や『規範』から外れた者にとって、ますます苛酷になりつつある現代の日本で、この世界のこわばりを解きほぐす勇気を促す力が李良枝の文学にはある―温又柔 日本と韓国―二つの『母国』の間で揺れ惑う個人の苦悩と葛…
昭和59年1月10日1版1刷 ①犀川 ②雪国の冬 ③人生の背景 ④片町素描 ⑤窯元 ⑥わが父 ⑦幼年時代 ⑧中学時代 ⑨四高時代 ⑩建築家死亡 ⑪建築学科 ⑫大学時代 ⑬風圧の研究 ⑭結婚の頃 ⑮慶應義塾と私 ⑯ドイツの冬 ⑰戦火をのがれて ⑱戦時中 ⑲終戦直後 ⑳記念碑 ㉑宗教の意匠 …
1話ごとに監督や脚本が違い、内容も1973年と現在が行ったり来たりし、しかも舞台が東側、ロシア、アメリカ、北朝鮮と目まぐるしく移るので、ストーリーを追うのが結構大変。ソビエトKGB時代の「セミ作戦」(洗脳により人間兵器を作り出す)をアメリカCIAが目…
1994年4月10日発行 巻末の中村光夫の解説には、本作は私小説だが、主人公は作者であっても抽象的存在として描くことでワキ役となり、シテは一個の肉体をそなえた「母」であり、老そのものを正面から扱った一個の物語である、とある。 ・わが母の記 父は軍医…
昭和59年1月10日1版1刷 ①出生 ②父のこと ③幼な友達 ④身体のこと ⑤絵と芝居 ⑥清方先生 ⑦梶田半古塾 ⑧初入選 ⑨東京勧業博覧会 ⑩巽画会 ⑪京都旅行 ⑫白樺 ⑬逓信省勤め ⑭初のスケッチ集 ⑮古径先生 ⑯父が倒れる ⑰関東大震災 ⑱妹 ⑲結婚 ⑳院展初入選 ㉑鳥 ㉒菖蒲と朝…
「セシボン」は1970年代のフォークソングブームを演出した実在する音楽喫茶。“魔性の美声”ユン・ヒョンジュ(カン・ハヌル)と“生まれ持った音楽の天才”ソン・チャンシク(チョ・ボクレ)、セシボンのプロデューサーのイ・ジャンヒは実在の人物。作品ではユ…
昭和59年1月10日1版1刷 ①生まれ ②幼児の記憶 ③少年時代 ④中学卒業 ⑤上京 ⑥書生生活 ⑦銅像制作 ⑧片瀬の別邸 ⑨独立へ ⑩新漫画派集団 ⑪新青年 ⑫横山先生 ⑬再出発 ⑭日出造と妹 ⑮結婚 ⑯フクちゃん ⑰健ちゃん映画に ⑱日米開戦前後 ⑲入隊 ⑳ジャワへ ㉑輸送船 ㉒帰国…
2010年3月20日第1刷発行 2011年3月10日第8刷発行 表紙裏「人の心を打つ名文を書くには、名文を盗むことから始めよう。当代随一の名文家が、小林秀雄からスティーヴン・キング、落語、六法全書まで、秘密のネタ帳から古今東西の『名文』を絶妙に引用して綴る…
2014年6月10日発行 寒の水 色紙嫌いだが、是非と乞われて断れない時は「水を飲むときは水上を思う」の一点張り、水恋うる気持ちを呼び覚ます。 寒稽古 薙刀の寒稽古を経験したが、今考えてみると、防火対策だった。師匠がいてこそ寒稽古は続けられた。 夜着 …
第11話「ロマンチスト」 ジュウォンはジヒに会いたい一心でコーヒーの配達を頼み続ける。ある日、ジヒが暴力団員に襲われ、ジュウォンはジヒを救出する。ジュウォンの存在はヨンジュンの耳に入り、ジュウォンを100人の暴力団に襲わせる。全身を刀で刺され車…
平成2年4月25日発行 平成6年6月5日13刷 裏表紙「『一日に五千回ぐらい、死にとうなったり、生きとうなったりする』男との束の間の奇妙な友情(表題作)。トマトを欲しながら死んでいった労務者から預った、一通の手紙の行末(『トマトの話』)。癌と知りなが…