2023-01-01から1年間の記事一覧

沈黙の王 宮城谷昌光

2017年7月10日新装版第1刷 帯封「文字を創った王 わしのことばは、万世の後にも滅びぬであろう。傑作中国古代小説集」「古代中国へ誘う傑作短篇集!」 裏表紙「商王朝の王子・丁は、言葉の不自由のため、父王から追放された。しかし彼は苦難の旅の末に、目に…

私の履歴書 杉山金太郎(豊年製油会長) 日本経済新聞社 経済人2

昭和55年6月5日1版1刷 昭和58年10月30日1版11刷 ①小百姓の長男 ②船店から米国商館へ ③日清戦争に軍艦輸入 ④貿易会社をおこす ⑤恐慌で全私財投げ出す ⑥豊年製油を引き受く ⑦原料買い付けに陣頭指揮 ⑧杉山個人の「豊年」へ ⑨戦後の株式公開 ⑩奉仕のために ⑪大…

新三河物語 下 宮城谷昌光

2008年10月20日発行 大久保忠世は諏訪家をおさえるために、諏訪頼忠や千野昌房に対し、徳川を恃めと説き、2人は従ったが、これを酒井忠次が自らに従えと言い出し、酒井に攻撃された高島城の頼忠は北条氏直に援軍を要請した。徳川の兵は退去することになり、…

孟夏の太陽 宮城谷昌光

2020年1月10日新装版第1刷 裏表紙「中国春秋時代の大国・晋。この国の重臣を代々務めた趙一族。太陽の如く酷烈な趙盾、族滅の危機に瀕した趙朔、名宰相・趙武、王子朝の乱を鎮定した趙鞅、その子趙無恤。200年にわたる一族の興亡を、透徹した歴史観と清冽…

この名作がわからない 小谷野敦 小池昌代

2019年10月25日初版発行 帯封「『雪国』『金閣寺』『グレート・ギャツビー』『蓼喰う虫』『ボヴァリー夫人』『アンナ・カレーニナ』『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』…は本当にそんなにすごいのか? いくら世間で名作だ文豪だと言われていたって、つまらない…

私の履歴書 山本為三郎(朝日麦酒社長) 日本経済新聞社

昭和55年6月5日1版1刷 昭和58年10月30日1版11刷 ①祖母のこと ②大阪気質 ③十七歳で跡をつぐ ④ビール界にのり出す ⑤ビールの歴史 ⑥日華事変時代 ⑦終戦前後の苦闘 ⑧GHQに助けられる ⑨二社に分離のころ ⑩清涼飲料のいろいろ ⑪人生修行の場“クラブ” ⑫洋楽に感激 ⑬…

世界でいちばんやさしい教養の教科書 児玉克順

2019年3月5日第1刷発行 帯封「答えのない時代を生き抜くための教養入門 歴史・哲学・言語・心理・文化・経済・社会・日本・芸術 全9章で各分野の知識を 総ビジュアル化!!」「話の引き出しに『本物の教養』を。学生の入門書に、学び直しのきっかけに、ビジ…

草原の風《中》 宮城谷昌光

2013年10月25日初版発行 帯封「中国史上燦然と輝く明軍、光武帝・劉秀の後漢建国の物語 世の腥風を嫌い、あえて土ばかりを見てきたが。家と一族の存亡を賭け、王莽の暴政に対して挙兵した劉秀。常識の裏を突く天才的な戦術で、幾多の困難な闘いに勝利してゆ…

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 経済編 山﨑圭一

2020年10月25日初版第1刷発行 2020年10月31日初版第2刷発行 目次 (ホームルーム1)世界史には「タテ」と「ヨコ」の視点がある (ホームルーム2)世界史は「お金の流れ」で学べ! 第1章 貨幣の誕生~古代オリエント・ギリシア・殷王朝(先史~紀元前4世…

草原の風《上》 宮城谷昌光

2013年9月25日初版発行 帯封「中国史上燦然と輝く名君、光武帝・劉秀の後漢建国の物語 あこがれ続ければ、この強い想いは現実の象になるか。鮮明な未来図を描けず、強烈に自我を押し通す志向ももたない若き劉秀。風に吹かれる草木のように運命を受け入れ、常…

他者が他者であること 宮城谷昌光

2015年5月10日第1刷発行 裏表紙「二十代の頃には、歴史小説を顧みることがなかった著者は、なぜそこへ目を向けるようになったのか。司馬遼太郎、藤沢周平、小林秀雄、古代中国、趣味とするカメラ、そして自著についての思い。大作『三国志』を完成させた歴史…

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 山﨑圭一

2018年8月27日初版第1刷発行 2020年11月6日初版第36刷発行 目次 序章 人類の出現・文明の誕生 第1章 ヨーロッパの歴史 第2章 中東の歴史 第3章 インドの歴史 第4章 中国の歴史 第5章 一体化する世界の時代 第6章 革命の時代 第7章 帝国主義と世界大戦…

十一番目の志士 司馬遼太郎

2015年6月10日発行 ネット情報によると、主人公の天堂晋助は架空の人物で作者により生み出されたオリジナルキャラクターらしい。読んでいると、周囲には高杉晋作を始め、史実に名を遺している人物が大勢登場するため、うっかりすると、実在の人物だと思って…

春秋の色 宮城谷昌光

1994年1月28日第1刷発行 中国歴史逍遥①から④ 海音寺潮五郎『中国英雄伝』、デュマ『ダンタニャン物語』、中島敦『李陵』、芥川龍之介『英雄の器』、郭沫若『歴史小品』「項羽の自殺」、幸田露伴『運命』、陳舜臣『中国の歴史』、中島敦『弟子』、吉川幸次郎…

春秋の名君 宮城谷昌光

1996年11月25日第1刷発行 斉の桓公 斉といえば太公望呂尚。その子孫が君主として累々と続く。桓公の兄襄公は妹と密通し、それが魯の君主に知られると、魯の君主を暗殺した。襄公が落命すると従弟の公孫無知が継ぎ、これが殺された後に桓公は、管仲が放った矢…

私の履歴書 堀久作(日活社長) 日本経済新聞社

昭和55年6月5日1版1刷 昭和58年10月30日1版11刷 ①最初の勤め ②ふろ釜で一儲け ③映画界へ ④日活再建時代 ⑤命の綱、千葉銀の融資 ⑥逸早くトーキー採用 ⑦大蔵次官と夜明けの談判 ⑧中傷よりひどかった実情 ⑨国際会館建設 ⑩父の遺訓を生涯守る ・8歳の頃に父を亡…

水俣の人びと 桑原史成

1998年6月22日初版 表紙裏「水俣病による補償交渉(訴訟)は終息し、水俣湾に設置されていた仕切り網も昨年(1997年)に完全撤去された。補償問題はひとまず“解決”し、患者とその家族の痛みと辛苦の生活は、金銭によって贖われたと言えよう。過酷な運命に翻…

私の履歴書 中山均(日銀政策委員会委員) 日本経済新聞社

昭和55年6月5日1版1刷 昭和58年10月30日1版11刷 ①学校近くの野原に放火 ②浜松一中―早稲田大学 ③中止早慶戦の応援団幹部 ④大学を出て- ⑤金原明善翁のこと ⑥安田善次郎翁に会う ⑦地方銀行時代 ⑧ノンプロの草分け ⑨前代未聞の芸者スト ⑩日銀政策委員になる ⑪つ…

新三河物語 中 宮城谷昌光

2008年8月30日発行 今川の拠点は吉田と田原である。吉田城の東に位置する二連木城の密使が家康を訪ねて出陣を請うた。家康は酒井忠次に吉田城と東三河攻略の主将に任命し、田原城攻略を本多広孝に命じた。浜名湖の東の引間城、懸川城を含めて家康の構想は胸…

介子推 宮城谷昌光

1998年5月15日第1刷発行 2005年3月24日第15刷発行 裏表紙「山霊がつかわした青年、長身清眉の介推は、棒術の名手となって人喰い虎を倒した。やがて、晋の公子重耳に仕え、人知れず、恐るべき暗殺者から守り抜くが、重耳の覇業が完成したとき、忽然と姿を消し…

私の履歴書 石橋正二郎(ブリヂストンタイヤ社長) 日本経済新聞社

昭和55年6月5日1版1刷 昭和58年10月30日1版11刷 ①小学校時代は模範生 ②商売第一歩 ③均一たびの売り出し ④地下たびを発見 ⑤ブリヂストンのいわれ ⑥東京現物団に加入 ⑦終戦まで ⑧子供たちの結婚 ⑨戦後のストライキ ⑩嵐はようしゃなく ⑪二つの美術館 ⑫新三品の…

「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本 こころとからだをリセットする41の新習慣 西多昌規

2011年5月31日第1刷発行 表紙裏「1日ゴロゴロしているだけでは、疲れはとれません。体温と光をコントロールして深くよく眠る。『あと味のいい休日』を過ごす。緊張したからだをほぐして気持ちもゆったりリラックス 上手に休めば、からだはもっとラクになる!…

日野原重明の生き方哲学 よく生き、よく老い、よく病み、よく死ぬ 日野原重明

2002年9月10日初版発行 2002年9月20日初版第3刷発行 ・日本の病院は医療機器は充実しているが、居住空間である病室となると遅れている。日本の病院は1病床当たり5平方メートルが多いが、欧米では15平方メートル以上。病院全体の総面積をベッド数で割ると、…

私の履歴書 遠山元一(日興証券会長) 日本経済新聞社

昭和55年6月5日1版1刷 昭和59年2月23日1版15刷 ・埼玉県比企郡の豪農出身。明治37年に高等小学校を卒業。水野錬太郎さんは後に内務大臣、文部大臣を務めたが、当時は内務省の神社局長をしていた。そこに書生代わりに引き取られた。兜町の小僧生活を4年程送…

96歳。今日を喜ぶ。一人をたのしむ 吉沢久子

2014年4月8日第1刷発行 2014年4月16日第2刷発行 目次 1章 心を立ち上がらせる 2章 出あいを面白がる 3章 小さな工夫をたのしむ 4章 しっかり考える 5章 ていねいに見る 6章 くらしをいつくしむ 新潟日報の連載1年分、月刊『nico』の連載、『あじくり…

私の履歴書 高崎達之助(経済企画庁長官) 日本経済新聞社

昭和55年6月5日1版1刷 昭和59年2月23日1版15刷 ①淀の川魚で育つ ②「水産」をやる決心 ③失敗したいわしカン詰 ④メキシコへ ⑤フーヴァー氏に会う ⑥革命で仕事はオジャン ⑦東洋製罐会社に打ち込む ⑧「満州重工業」時代 ⑨ソ連軍司令官と会談 ⑩米国へ土木技術の勉…

劉邦《下》 宮城谷昌光

2015年5月20日発行 帯封「楚漢戦争、ここに終結! 宮城谷昌光作家生活25周年記念作品 己を超えし者が生き残る-天下をめぐる項羽との決戦は最終局面・垓下の戦いへ。二人の男がぶつかる時、中華全土に閃光が走る!」「項羽の命運やいかに。『天がわれを滅…

私の履歴書 大谷竹次郎(松竹会長) 日本経済新聞社

昭和55年6月5日1版1刷 昭和59年2月23日1版15刷 ①相撲小屋で育った双生児 ②劇場「祇園館」の売店で ③鴈次郎の舞台に酔う ④「阪井座」の金主に ⑤初座主に興行中止命令 ⑥“火の玉小僧”静間小次郎 ⑦興行合理化の第一歩 ⑧「松竹」を名乗る ⑨東京進出 ⑩私とともに歩…

私の履歴書 伊藤忠兵衛(東洋パルプ会長) 日本経済新聞社

昭和55年6月5日1版1刷 昭和59年2月23日1版15刷 ①犬から始まる人生 ②イタズラ小僧 ③成績は満点と零点の交錯 ④悪玉から塾頭へ ⑤校長排撃のリーダー ⑥番頭時代 ⑦井上準之助の慈愛 ⑧留学生兼商人 ⑨留学中に婚約決まる ⑩“神武以来”-大正8年 ⑪ガラ! 大ガラ! ⑫追…

劉邦《中》 宮城谷昌光

2015年5月20日発行 帯封「最強の宿敵・項羽台頭!宮城谷昌光作家製罐会社25周年記念作品 劉邦は民の絶大な信頼を得ながら進撃を続けていく。人が人の才を見抜き、その集積が歴史を動かす―傑作長編第二幕!」「物語は怒涛の展開へ!『まっさきに関中を定め…