2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

名将 真田幸村 童門冬二

裏表紙に「○家康を震え上がらせた真田家次男の誇り 天正10年(1582)、信長が本能寺に倒れると戦国がまた動き出す。秀吉と家康という天下人たちの凄まじい政争。その大きなうねりの中で必死に信州の里を守ろうとする小豪族・真田家。次男・幸村は上杉…

ダ・ヴィンチ封印《タヴォラ・ドーリア》の500年 秋山敏郎

序章 壁画か板絵か? ローマから世界に発信された暗号 第1章《アンギアーリーの戦い》と『君主論』ダ・ヴィンチとマキャヴェッリ 第2章 壁画と板絵 壁画制作中断の背景 第3章 アンギアーリーの戦い 一枚の板絵に仕掛けたダ・ヴィンチの予言 第4章《タヴ…

美と宗教の発見 創造的日本文化論 梅原猛

第1部 文化の問題 日本文化論への批判的考察 鈴木大拙・和辻哲郎の場合 明治百年における日本の自己誤認 日本の宗教的痴呆 美学におけるナショナリズム 第2部 美の問題 日本の美意識の感情的構造 壬生忠岑「和歌体十種」について 世阿弥の芸術論 徳川武士…

スクラップ・アンド・ビルド 羽田圭介

第153回芥川賞受賞作。なので、それなりに面白いだろうと期待して読んだけど、介護の仕事をする孫と、介護を要する祖父との日常的な関係の中で、孫の毒々しい内心を綴り続けている、そんな小説のようにしか読めず、面白いとは思えなかった。どうしてこれ…