2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

塞王の楯 今村祥吾

2021年10月30日第1刷発行 2022年1月30日第6刷発行 第166回直木賞受賞。 織田信長による浅井長政の一乗谷落城で飛田匡介は幼い頃に両親と妹を亡くす。一人必死で逃げる中、塞王と呼ばれた源斎に拾われる。源斎は穴太衆飛田屋の頭。石の聲を聞くことの出来る異…

ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学 本川達雄

2003年10月25日初版 裏表紙「動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同…

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々 メイソン・カリー 金原瑞人 (訳)

2014年12月15日初版発行 はじめに 偉人たちは最高の仕事をするために、毎日どう時間をやりくりしていたのか、創造性を高め生産性をあげるために、どんなスケジュールを組んでいたのか。・・フランスの美食家ジャン・アンテルム・プリア=サヴァランは「どん…

世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方 佐藤優/宮家邦彦

2016年6月29日第1版第1刷 跋扈するIS、誰も予期できなかったトランプ現象、止まらない中国の軍拡…「歴史の終わり」どころか想定外の出来事が次々に起こる世界。その本質を理解するにはニュースの表層を追いかけるだけでなく、背後の因果・相関関係を見抜く…

60歳からのリアル 2000万円もってないオレたちはどう生きるか 岡久+日本ライフシフト研究会

2019年7月11日初版第1刷発行 2019年7月20日初版第2刷発行 帯封「お金 仕事 住まい 人間関係 健康 人生は100年!年金は危機? ヤバすぎる時代を生き抜く参考書」 表紙裏「定年後・老後の不安をひとつずつ解決しよう!」 目次 プロローグ 何はともあれ、ま…

再発見 日本の哲学 北一輝―国家と進化 嘉戸一将

2009年7月10日第1刷発行 目次 はじめに 第一章 国体論批判と理想の国家 第一節 国体論と北一輝 第二節 明治憲法体制をめぐって 第三節「純正社会主義」の目指すもの 第四節 道徳と科学主義 第五節 「神類」とは何者か 第二章 理想の国家とは何か 第一節 進化…

物理 ニュートン式超図解 最強に面白い‼ 高校3年間の物理のエッセンスがこれ1冊ですべてわかる‼ 監修:和田純夫

2019年12月20日発行 第1章 簡単な法則でわかる「物の動き」 ボールを超高速で投げると、人工衛星になる 第2章 大きな力を秘めた「空気」と「熱」 暑い夏には、気体の分子がはげしくぶつかってくる 第3章 「波」がおこす不思議な現象 太陽光は、七色の光が…

宇佐美魚目の百句 万象への存問 武藤紀子

2021年4月1日初版発行 表紙裏「魚目は若い頃、橋本鷄二や四、五人の仲間と共に鎌倉の虚子の家に句を見てもらいに通っていた。(略)それぞれが墨書してきた自分の句を、恐る恐る虚子にさし出す。すると虚子はおもむろにその句稿を持って書斎に入ってゆき、選句…

天璋院篤姫(下) 宮尾登美子

2007年9月7日第1刷発行 継嗣が慶福に正式に決定し、慶福の後見を篤姫に頼んだ家定の意向を無視する大老井伊直弼。そんな中、斉彬の死去の知らせを受ける。新幕府の樹立の野望のための一齣として篤姫は自分が利用されたことを知り血の気が引くとともに、家定…

大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 池上彰/佐藤優

2015年10月20日第1刷発行 帯封「世界をその手につかまえろ!ビジネスに効く 人生に効く 爆読コンビ最強の挑戦」「ビジネスに効く池上・佐藤流『歴史』活用法5カ条・世界史を学ぶことは自分を知ること・ビジネスマンはまず『社史』を読め・教科書は第一学習…

天璋院篤姫(上) 宮尾登美子

2007年9月7日第1刷発行 江戸城無血開城まで大奥を束ねた天璋院。薩摩藩の分家から本家の養女となり、13代将軍家定の御台所。動乱の世を生きる。初名は於一(おかつ)。父・忠剛は於一が男でなくて残念だとよく言った。成人名は敬子(すみこ)。斉彬が藩主の…

【超要約】哲学書100冊から世界が見える! 限られた時間で、圧倒的な知恵と多彩な考え方を手に入れたいあなたへ 白取春彦

2023年2月10日第1刷発行 帯封「『超訳 ニーチェの言葉』の著者渾身の大作! この1冊で、思想・宗教・社会・歴史、人間心理…の全体像がざっくりつかめる。本物の『教養』を楽しめる!2000年の間、各時代のすぐれた人々が人生を賭けて真剣に考えたこととは?…

清崎敏郎の百句 俳句は足でかせぐものだ 西村和子

2017年6月15日初版発行 表紙裏「虚子の言う『花鳥』は、自然界を総称したものと受け取れるが、人間もまた造化の主に造られ、生かされる存在であるという認識のもとに成り立っている。その証拠に、虚子の作品はいわゆる自然詠のみに収まらない。人事、人情を…

食と栄養 ニュートン式超図解 最強に面白い‼ 健康や美容、体の不調に役立つ! 最新科学にもとづく食事の知識‼ 監修:中村丁次

2021年2月15日発行 第1章 注目の食品の正しい知識 乳酸菌は、胃でほとんど死ぬけど役に立つ 第2章 食と健康の気になる関係 糖質制限は、やせやすいけど危険かも 第3章 5大栄養素を正しく知ろう ビタミンがないと進まない。体内の化学反応 第4章 健康と美…

ふくしまから地球文明の未来を 森田実

帯封「昌平黌創立120周年記念出版 人類の新たな可能性は、福島から生まれると私は信じている」「福島の歴史と人々を描いた貴重な1冊!評論家 東日本国際大学名誉学長 森田実 福島県民が、今日の苦難に耐え抜き、苦難を克服した時、新たな精神文化が生まれる…

炎環 永井路子

2012年6月10日新装版第1刷 裏表紙「京の権力を前に圧迫され続けてきた東国に、ひとつの灯がともった。源頼朝の挙兵に始まるそれは、またたくうちに、関東の野をおおった。鎌倉幕府の成立、武士の台頭―その裏には彼らの死に物狂いの情熱と野望が激しく燃えさ…

わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方 池上彰

2019年2月20日第1刷発行 帯封「騙されてはいけない! 日本で最も『わかりやすい』解説者が警鐘を鳴らす」「・そのニュース、本当にわかっていますか? ・ニュースにも『台本』がある ・テレビに出る『専門家』はどう選ばれるか ・テレビはタブーを破れない …

こうやって、考える。 外山滋比古

2017年9月1日第1版第1刷発行 帯封「無意識を使いこなす 思考に休符を挟む 愛読書はつくらない 頭以外を使う 『考えかた』について、考えた。東大生に愛された『思考の整理学』著者による『知の生産性』を高める150の言葉」 第1章 発想力を鍛えるヒント …

物理 ニュートン式超図解 最強に面白い‼ わかりやすくて役に立つ。最強の一冊! 人体のしくみと構造をまるごと解説‼ 監修:橋本尚詞

2020年3月10日発行 イントロダクション 人体の中はどうなっているのかながめてみよう! 第1章 消化の旅 逆立ちしても、食べ物は胃にたどり着く 第2章 全身に酸素を届ける肺と心臓 心臓の「ドクン」は、”扉”の開け閉めの音 第3章 体を形づくる皮膚・骨・筋…

市塵(下) 藤沢周平

1996年5月10日発行 家宣の死後、間部は家宣の遺言を実行するには白石の力が今後も必要だと説得する。儒者の室鳩巣からは引退勧告の手紙が届く。しかし白石は、聖人の学は今の世に生かさねばならぬ、それが孔子の「春秋」を遺した意味でもあると考え、政治の…

佐藤鬼房の百句 成熟に抗して 渡辺誠一郎

2021年4月20日初版発行 表紙裏「鬼房は蛇笏賞の受賞の際、自らを『翼を欠いた鳥』に喩え、『永遠の飛翔願望』を抱くと語った。『地を這うばかりの哀しい存在』であり、『土俗に愛憎を傾けすぎる』とも。それは生きることへのしたたかな強さそのものであった…

市塵(中) 藤沢周平

1996年5月10日発行 潜入宣教師シドッチの訊問を、宗門奉行やオランダ通詞の立会の下、白石が実施する。寒ければ衣服を与える旨伝えるも、シドッチは、宗門の教えの中に、法を受けざる人の物は受けるなかれとあり、食事は生きるために頂くが、それ以上に宗門…

生き物たちが先生だ しくみをまねて未来をひらくバイオミメティクス 針山孝彦

2023年3月7日初版第1刷発行 表紙裏「“ものすごい”発明が明らかにした、生き物たちの“ものすごい”しくみ 〇ものすごい発明とは? 真空状態の電子顕微鏡に生き物を入れると、ぺしゃんこになり、乾燥してしまいます。ところがそうはならずに、生きたままの姿で…

長城のかげ《下》 宮城谷昌光

2010年11月20日発行 風の消息 前半は、劉邦と息子肥の関係や妻曹氏との関係(肥は父劉邦に畏怖に近い感情を抱いていた。母曹氏を愛していた劉邦だったが別の女性を娶ったことから、肥は劉邦を恨むようになる。しかしその後も劉邦と曹氏の関係は続き、肥は母…

市塵(上) 藤沢周平

1996年5月10日発行 甲府藩主・綱豊に仕える新井白石。綱吉には綱吉の娘鶴姫しかいなかった。生類憐令は、子が生れないのは前世に殺生を行なった報い、子を得ようと思うなら殺生を慎み生類を憐れまねばならないと説いた護国寺住職の言が発端。しかしその鶴姫…

一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? 仕事力を常に120%引き出す自己管理 小川晋平, 俣野成敏

2015年4月21日初版発行 2015年6月12日第5刷発行 表紙裏「繰り返し行っている事が、われわれ人間の本質である。ゆえに優秀さとはひとつの行為ではなく、習慣によって決まる。-アリストテレス」 目次 はじめに 第1章 一流と二流を分ける「朝の習慣」 1 夜型人…

単位と法則 ニュートン式超図解 最強に面白い‼ 世界は単位と法則でできている! この1冊で、単位と法則が丸わかり‼ 監修:和田純夫

2021年6月15日発行 イントロダクション 単位がなければ、長さも時間もあらわせない! 法則や原理は、自然界のルールのようなもの 第1章 七つの基本単位 自然界の量は、七つの基本単位であらわせる 第2章 基本単位からなる組立単位 ジョール、ボルト、ワッ…

永田耕衣の百句 卑俗性を対象化する 仁平勝

2022年7月15日初版発行 表紙裏「ところで、耕衣の俳句が難解といわれたのは別の理由もある。いま独自な俳句論と書いたが、そもそもその理論が難しいのである。もっともそういう理論は、耕衣の俳句を読むためには必要ない。たとえば耕衣は禅に傾倒し、その思…

乱鴉の空 あさのあつこ

2022年8月30日初版第1刷発行 シリーズ11作目。 主人公の信次郎が獲り方に追われ、ある日突然失踪。伊佐治も全く知らない。伊佐治も仮牢に入れられて調べを受ける。清之介が他の同心に頼んで伊佐治は早期に解放されるが、信次郎はどこへ行ってしまったのか。…

ドラッカーとオーケストラの組織論 山岸淳子

2013年3月4日第1版第1刷 「表紙裏マネジメントの父と呼ばれるウィーン生まれのピーター・ドラッカー(1909~2005)は、オーケストラに“未来の組織”を見ていた。なぜドラッカーはオーケストラという組織に注目したのか?さまざまな楽器を受け持つプロの演奏家…