2014年12月15日初版発行
はじめに
偉人たちは最高の仕事をするために、毎日どう時間をやりくりしていたのか、創造性を高め生産性をあげるために、どんなスケジュールを組んでいたのか。・・フランスの美食家ジャン・アンテルム・プリア＝サヴァランは「どんなものを食べているか教えてくれれば、あなたがどんな人がいいあてましょう」といった。・・その意味で、これは表面的で軽い内容の本だ。・・成果について書かれたものではない。作品の意味ではなく、制作の過程を取りあげている。・・ゆるぎない習慣は、精神力の涵養につながり、感情の波に流されるのを防ぐ。これはアメリカの心理学者ウィリアム・ジェイムズが好んで取り上げたテーマのひとつだ。ジェイムズによると・・よい習慣が身につけば、「頭脳に余裕ができ、真に興味深い活動分野へ進むことができる」。・・だれもが時間をやりくりして仕事をやり遂げている。ただし、そのために生活をどのように組み立てているかは、数えきれないバリエーションがある。この本は、そのバリエーションについての本だ。それを知ることによって、読者が意気消沈するのではなく、勇気づけられることを願っている。・・(「はじめに」より抜粋)
W・H・オーデン フランシス・ベーコン ボーヴォワール トーマス・ウルフ パトリシア・ハイスミス フェデリコ・フェリーニ イングマール・ベルイマン モートン・フェルドマン モーツァルト ベートーヴェン キルケゴール ヴォルテール ベンジャミン・フランクリン アンソニー・トロロープ ジェイン・オースティン ショパン フローベール ロートレック トーマス・マン マルクス フロイト ユング マーラー シュトラウス マティス ミロ スタイン ヘミングウェイ ヘンリー・ミラー フィッツジェラルド フォークナー アーサー・ミラー ベンジャミン・ブリテン アン・ビューティー ギュンター・グラス トム・ストッパード 村上春樹 トニ・モリソン ジョイス・キャロル・オーツ チャック・クロース フランシーン・ブローズ ジョン・アダムズ スティーヴ・ライヒ B・F・スキナー マーガレット・ミード ジョナサン・エドワーズ サミュエル・ジョンソン ジェイムズ・ボズウェル カント ウィリアム・ジェイムズ カフカ ジェイムズ・ジョイス プルースト サミュエル・ベケット ストラヴィンスキー エリック・サティ ピカソ サルトル サルトル ショスタコーヴィチ ヘンリー・グリーン アガサ・クリスティー モーム グレアム・グリーン ジョセフ・コーネル ジョン・チーヴァ― アームストロング W・B・イェーツ ウォレス・スティーヴンズ キングズリー・エイミス マーティン・エイミス ウンベルト・エーコ ウディ・アレン デイヴィッド・リンチ アヤ・アンジェロー ジョージ・バランシン アル・ハーシュフェルド トルーマン・カポーティ リチャード・ライト H・L・メンケン フィリップ・ラーキン フランク・ロイド・ライト スイス・Ｉ・カーン ジョージ・ガーシュウィン ジョゼフ・ヘラー ジェイムズ・ディッキー 二コラ・テスラ グレン・グールド ルイーズ・ブルジョア チェスター・ハイム図 フラナリー・オコナ― ウィリアム・スタイロン フィリップ・ロス P・G・ウッドハウス イ―ディス・シュットウェル トーマス・ホッブス ジョン・ミルトン デカルト ゲーテ シラー シューベルト リスト ジョルジュ・サンド バルザック ユーゴー ディケンズ ダーウィン ハーマン・メルヴィル ホーソーン トルストイ チャイコフスキー マーク・トウェイン ベル ゴッホ N・C・ワイエス ジョージア・オキーフ ラフマニノフ ウラジミール・ナボコフ バルテュス ル・コルビュジエ バックミンスター・フラー ポール・エルデシュ アンディ・ウォーホール エドワード・アビー V・S・プリチェット エドマンド・ウィルソン ジョン・アップダイク アインシュタイン L・フランク・ボーム クヌート・ハムスン ウィラ・キャザー アイン・ランド ジョージ・オーウェル ジェイムズ・T・ファレル ジャクソン・ポロック カーソン・マッカラーズ ウィレム・デ・クーニング ジーン・スタッフォード ドナルド・バーセルミ アリス・マンロー ジャージ・コジンスキー アイザック・アシモフ オリバー・サックス アン・ライス チャールズ・シュルツ ウィリアム・シュルツ ウィリアム・ギャス デイヴィッド・フォスター・ウォレス マリーナ・アブラモヴィッチ・ウォレス マリーナ・アブラモヴィッチ トワイラ・サーブ スティーヴン・キング マリリン・ロビンソン ソール・ベロー ゲルハルト・リヒター ジョナサン・フランゼン マイラ・カルマン ジョルジュ・シムノン スティーブン・ジェイ・グルー（土） バーナード・マラマッド
・ヘミングウェイは毎日、書いた語数を表に記録していた。
・ストラヴィンスキーは毎日作曲した。インスピレーションが湧こうと涌くまいと関係ないと言っている。
・ライトは「午前4時から7時の間」にアイデアを考えたりスケッチを描いていた。なのでライトが設計の仕事をしているところをめったに人に見られなかった。ライトの3番目の妻はライトが85歳になっても1日に2,3回セックスができたという。
・バルザックは午前1時に起きて机の前にすわると7時間ぶとおしで書く。午前8時から1時間半仮眠して、午前9時半から午後4時まで仕事。「１日1日が私の手のなかで、日なたに置いた氷のように解けていく」1830年にバルザックは書いている。
書くべき登場人物が多すぎてとても紹介しきれるものではない・・・興味のある方には本書を手に取って頂く以外にない。
