2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

井上五郎(中部電力会長・中経連会長)私の履歴書 経済人9

昭和55年10月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版7刷 ①福沢先生を生涯の師と仰いだ父 ②恵まれた環境の中で慶応幼稚舎へ ③東京高等師範付属中学から一高に進学 ④東大卒業後、東邦電力に入社して九州勤務 ⑤米国GM社へ初の実習生として留学 ⑥発電所工事中に親友の仲人…

プリズンホテル2 秋 浅田次郎

2001年7月25日第1刷 2009年10月10日第27刷 裏表紙「花沢支配人は青ざめた。なんの因果か、今宵、我らが『プリズンホテル』へ投宿するのは、おなじみ任侠大曽根一家御一行様と警視庁青山警察署の酒グセ最悪の慰安旅行団御一行様。そして、いわくありげな旅ま…

久保田豊(日本工営社長)私の履歴書 経済人9

昭和55年10月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版7刷 ①入り会い権を取り戻した父 ②中学時代に恋愛小説を書き呼び出される ③大志を抱き東京大学土木科へ ④内務省入り-意中の人と結婚 ⑤役人をやめて茂木商店へ ⑥苦闘の末、赴戦江にダム建設 ⑦背水の陣で長津江開発に…

プリズンホテル〈1〉夏 浅田次郎

2001年6月25日第1刷 2010年12月7日第34刷 裏表紙「極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専…

珍妃の井戸 浅田次郎

2005年4月15日第1刷発行 2010年9月24日第17刷発行 表紙裏「列強諸国に蹂躙(じゅうりん)され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?…

北沢敬二郎(大丸会長)私の履歴書 経済人9

昭和55年10月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版7刷 ①士族の躾を身に、北沢家を嗣ぐ ②一高時代-感銘深い新渡戸先生 ③外交官への初心貫き東大独政治科へ ④恩師の推薦で住友入社 ⑤米国プリンストン大学に学ぶ ⑥英国留学を経て不況下に帰朝 ⑦庶務課長となり不動産関…

松田恒次(東洋工業社長)私の履歴書 経済人9

昭和55年10月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版7刷 ①座右の銘-『春秋』の「昭一隅者是国士」 ②大阪-長崎を転々とした幼少期 ③結核性関節炎で左足切断 ④弟と一緒に松田重次郎商店を経営 ⑤結婚後、双葉商会を設立 ⑥父の東洋コルクへ入社、オートバイ・オート三輪…

薔薇盗人3⃣ 浅田次郎

2003年8月30日第1刷発行 ひなまつり 2月の末、小6で間もなく中学生になる弥生が一人で留守番をしていた。母は水商売で働き、いつも一人でお留守番。前に隣の部屋に住んでいた吉井さんが訪ねてきた。雑誌の付録でお雛様を組み立ててくれた。弥生はこんな人が…

言語の本質 今井むつみ 秋田喜美

2023年5月25日初版 2024年2月10日8版 表紙「2024年新書大賞第1位 千葉雅也、水野太貴絶賛! ことばはどう生まれ、進化したか なぜAIは赤ちゃんに敵わないのか?ヒトの知性に深く迫る、壮大な冒険 第1位 東大・京大 早慶 新書部門2023年4月~9月各大学…

薔薇盗人2⃣ 浅田次郎

2003年8月30日第1刷発行 奈落 一部上場会社のエリート社員だった男が出世街道から途中で外され、ババを掴まされて、ある日、何故か未到着のエレベーターの扉が開いた状態で乗りこみ転落死した。その通夜の後、会社の女性社員たちの会話で男のことを論い、同…

鮎川義介(中政連総裁)私の履歴書 経済人9

昭和55年10月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版7刷 ①筆をとるまで-生きているうちに自分で ②士族気質の父、貞淑だった母 ③父の命で洗礼を受ける ④井上候「貴様はエンジニアになれ」 ⑤一職工として芝浦製作所へ ⑥アメリカでの職工生活 ⑦戸畑鋳物の専務兼技師長 ⑧…

薔薇盗人1⃣ 浅田次郎

2003年8月30日第1刷発行 裏表紙「『親愛なるダディへ』-豪華客船船長の父と少年をつなぐ寄港地への手紙。父の大切な薔薇を守る少年が告げた出来事とは-『薔薇盗人』。リストラされたカメラマンと場末のストリッパーの深い哀情『あじさい心中』。人間の哀歓…

韓国ドラマと学ぶ韓国の歴史 2011年版

2010年12月30日初版第1刷発行 2011年3月26日第2刷発行 表紙「大特集 韓国の歴史 超解説 古朝鮮~統一新羅、高麗、朝鮮王朝の興亡まで全時代を網羅!」 目次 〇巻頭特集『トンイ』 巨匠イ・ビヨンフン監督が贈る、朝鮮王朝時代のヒロイン・ドラマ!粛宗(スク…

シェエラザード(下) 浅田次郎

2002年12月15日第1刷発行 2015年7月1日第31刷発行 裏表紙「弥勒丸引き揚げ話をめぐって船の調査を開始した、かつての恋人たち。謎の老人は五十余年の沈黙を破り、悲劇の真相を語り始めた。私たち日本人が戦後の平和と繁栄のうちに葬り去った真実が、次第に明…

限りない想いを歌に 私の履歴書 石井好子

1991年12月5日1刷 ・私の履歴書 大正11年8月4日下谷生まれ。長女京(夫は慶応大学名誉教授・朝吹三吉)、弟公一郎(ブリヂストンサイクル相談役)、弟大二郎(昭和海運会長)。父は警視庁勤めの後、朝日新聞東京営業部長として迎い入れられ新聞人の娘として…

シェエラザード(上) 浅田次郎

2002年12月15日第1刷発行 2012年9月18日第27刷発行 裏表紙「昭和20年、嵐の台湾沖で、2300人の命と膨大な量の金塊を積んだまま沈んだ弥勒丸。その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていく―。いったいこの船の本当の正体は何なのか。そ…

異邦人、改革に起つ 私の履歴書 矢島英敏(島津製作所会長)

2005年11月15日1版1刷 ・第1部 明治のベンチャー企業 島津家のルーツは井上惣兵衛である。土地検分の際に活躍した。10代目利作が京に上り島津清兵衛と名乗る。島津製作所を興した初代島津源蔵は清兵衛の次男である。遷都の際、京都府にハイテク基地、舎密(…

夕映え天子〈下〉 浅田次郎

2019年11月20日発行 琥珀 定年間近の警官が、有給休暇の消化のために一人旅に出た。漁師町で寒さ凌ぎの為に入った喫茶店で珈琲を淹れている男は、放火殺人で時効間近となった指名手配犯だった。マスターは会話の途中で相手が旅人でないと気付き、警官は時効…

君命も受けざる所あり 私の履歴書 渡邉恒雄

2007年11月1日第1刷 目次 第1章 哲学青年 第2章 政治記者 第3章 確執 第4章 筆政を掌る ・8歳で父を病で失った。小2で新宿区中井に転居し落合第2小学校に通い、旧制開成中学、旧制東京高校を経て、昭和20年4月、東京帝国大学文学部哲学科に入学し、召…

夕映え天子〈上〉 浅田次郎

2019年11月20日発行 夕映え天使 老いた父親を抱えながらほそぼそと経営している中華料理屋「昭和軒」で40歳前後の中年女性が食事を済ませると、突然、住み込みでここで働かせてほしいと言い出した。店主はあわよくば妻にしたいと考えて応じ、看板娘として評…

藤沢恒夫(作家)私の履歴書 文化人5

昭和58年12月2日1版1刷 ①異端者の告白 ②船場生まれ ③不肖の孫 ④父の思い出 ⑤昔の小学生 ⑥着物の時代 ⑦島之内と上方文化 ⑧文学少年の日 ⑨小説の面白さ ⑩徒歩通学 ⑪大正の中学教師 ⑫友情とは ⑬名物巡査 ⑭笑いの家元 ⑮男の意地 ⑯初恋の思い出 ⑰映画の思い出 ⑱受…

隠された十字架 法隆寺論 梅原猛

昭和56年4月25日発行 平成15年4月25日44刷改版 令和5年4月15日60刷 裏表紙「門の中央を閉ざす柱、一千二百年の秘仏・救世観音―古の息吹きを今に伝え、日本人の郷愁を呼ぶ美しき法隆寺に秘められた数々の謎。その奥に浮かび上がる、封じ込められた怨霊の影。…

北條秀司(作家)私の履歴書 文化人5

昭和58年12月2日1版1刷 ①ふるさと ②母のこと ③通天閣 ④幼い日 ⑤文学の芽 ⑥宝塚の脚本 ⑦処女作上演 ⑧東京の演劇 ⑨築地小劇場 ⑩東京へ ⑪劇場巡り ⑫新国劇 ⑬劇団運動 ⑭左翼思想浸潤 ⑮小田原転勤 ⑯箱根事業に専念 ⑰検査官接待 ⑱三つの事件 ⑲綺堂門下に ⑳父の死 …

万葉集をつくった男 小説・大伴家持 篠崎紘一

令和元年5月25日初版発行 裏表紙「『歌で魂を鎮めよ』。天賦の才に恵まれた歌人、大伴家持は愛妻の自殺と娘の死に苦しみながらも、父の遺言である万葉集の編纂に乗り出した。柿本人麻呂が残したとされる無名の人々の歌集を捜し、身分の違いを超えた『国書』…

蘇軾にみる逆境に在りて屈せず 左遷と粛清のリストラ時代をしたたかに生き抜いた宋の官僚の知恵 松本一男

平成8年6月発行 目次 第1章 官僚・蘇軾の波乱の生涯 第2章 詩人・蘇軾の人生観 第3章 蘇軾の生き方から何を学ぶか ・蘇軾の代表的な詩(南宋の謝枋得の編纂した『千家詩』) 春宵一刻 値千金 花に清らかな香り有り 月に陰有り 歌管 楼台 声 細細 鞦韆(し…

尾崎一雄(作家)私の履歴書 文化人5

昭和58年12月2日1版1刷 ①虚業と実業 ②自慢ごと ③「大津順吉」 ④新聞小説愛読 ⑤文学少年 ⑥直哉沈黙の秘密 ⑦漱石の批評 ⑧中学生活 ⑨父に抵抗 ⑩祖父 ⑪神風隊連判状 ⑫下宿生活 ⑬米騒動 ⑭父の死 ⑮敬愛と敵対 ⑯結核 ⑰直哉から返書 ⑱直哉に会う ⑲望外の成果 ⑳大震災…

刀伊入寇 藤原降家の闘い 葉室麟

2011年6月25日初版第1刷 第一部 龍虎闘乱篇 藤原道隆の四男隆家の幼名は阿古。17歳で公卿に列し、天下の「さがな者」(荒くれ者)として名高く、自分に相応しい強敵を求めていた。父道隆の没後、権力は道隆の弟道兼、その弟道長に移り、嫡子伊周とその弟隆家…

赤ちゃんはことばをどう学ぶのか 針生悦子

2019年8月10日発行 裏表紙裏「東京大学で認知科学や発達心理学の研究に従事する著者は、赤ちゃんの『驚き反応』に着目するなどして、人がことばを学ぶプロセスについて明らかにしてきました。子どもはラクラクとことばを覚える『天才』? 赤ちゃんは耳にした…

井上靖(作家)私の履歴書 文化人5

昭和58年12月2日1版1刷 ①おかのおばあさん ②奔放な中学時代 ③四高柔道部 ④学芸記者の頃 ⑤戦時下の社会部勤務 ⑥空襲と詩 ⑦“玉音を拝して”のトップ記事 ⑧不思議な時期 ⑨「創造美術」結成の特ダネ ⑩「闘牛」「猟銃」 ⑪芥川賞受賞 ⑫下山事件と二人の記者 ⑬作家の…

影ぞ恋しき〈下〉 葉室麟

2018年9月15日第1刷発行 2018年11月15日第2刷発行 裏表紙「香也の婚約者となった清四郎は、吉良の仇を討つべく江戸に向かうが、将軍綱吉・柳沢吉保と次期将軍家宣との権力闘争に巻き込まれてしまう。清四郎の危機を救うため、蔵人も江戸に向かう。夫婦、親子…