2021年2月15日発行
第1章 注目の食品の正しい知識 乳酸菌は、胃でほとんど死ぬけど役に立つ
第2章 食と健康の気になる関係 糖質制限は、やせやすいけど危険かも
第3章 5大栄養素を正しく知ろう ビタミンがないと進まない。体内の化学反応
第4章 健康と美容によい食事 美しい肌になりたければ、タンパク質をとろう
第5章 病気になったときの食事 中毒になったら、まず飲み物から栄養をとる
・コラーゲンを食べても、ハリのある肌にはならない!胃腸でバラバラに分解され吸収される。吸収されやすいからといって、別のコラーゲンの原料として使われる保証はない
・乳酸菌は胃でほとんど死んでしまうが、免疫系に作用し、便秘を予防する
・グルコサミンが関節の痛みに効くか、だれも知らない。国立健康・栄養研究所のデータベースでは、信頼できるデータは見当たらないとされている。
・β⁻カロテンのサプリメントが広く売られているが、がんの予防効果は否定されている。むしろ反対に何年にもわたって取り続けると自肺がんや胃がん、心筋梗塞などのリスクが高まることがわかってきている。
・玄米の方が栄養豊富だが、無機ヒ素が含まれていることも知っておくべし(それでも食品安全委員会は健康への問題なしと評価している)
・ソーセージやベーコンといった加工肉は食べ過ぎると死亡リスクがある。生鮮肉の適量摂取は死亡リスクを減らす。
・ブルーベリーを食べても、疲れ目はよくならない。
・ポテトを高温で揚げると、発がん性物質ができる!
・ポリフェノールで、老化を防げるかはわからない。国立健康・栄養研究所によると、十分なデータが見当たらないという。
・世界一低カロリーな果物は、キュウリ‼100グラムあたり14キロカロリーしかなく、糖質は1本あたり1.86グラム。きゅうりもトマトもナスも果物。
・海藻類が白髪や脱毛にいいという事に、医学的根拠はない
・イワシやサンマの干物や動物の内臓にはプリン体を多く含むため連続して食べないように注意が必要
結構、世の中に出回っている情報って、いい加減なんですね。ちょっとびっくりしました。勿論半分くらいは知っているけど、へー、そうなんだ、という内容が結構含まれていると思います。