ドローン活用入門 レベル4時代の社会実装ハンドブック 鈴木真二 中村裕子

2022年12月22日初版

 

はじめに

第1章 次世代エアモビリティの社会実装にむけて

第2章 社会におけるドローン活用

第3章 産業に活かすドローン

第4章 教育現場でのドローンの可能性

第5章 近づく人とドローンの距離

 

2020年の航空法改正で100g以上の機体の登録制度が規定され2022年6月より施行。登録時にリモートID装着も義務化された。21年改正で22年12月施行の機体認証、操縦免許制度が導入。レベル1(目視内手動飛行)、レベル2(目視内自動飛行)、レベル3(無人地帯目視外飛行)、レベル4(有人地帯目視外飛行)と定義され、レベル4の目標は2022年をめどに設定され、21年改正はそれに向けてのもの。現在、空飛ぶクルマが官民検討会で検討されている。各自治体ではドローン活用に取り組んでおり、本書では大分県富山県長崎県兵庫県福島県三重県の取組が紹介されている。産業でドローンを活かす(ドローン配送、機体向上、落下対策、第三者認証制度、災害時対応)、教育現場でのドローンの可能性、エアモビリティ(AAM)とアーバンモビリティ(UAM)、SORA(運航リスクアセスメント手法)の3つのコンセプト(総合リスクモデル、ロバスト性、セマンティックモデル)と10ステップについて説明がある。この辺りはマニアックな感じ。計器飛行方式(IFR)における空中衝突リスクの緩和策では国際民間航空機関(ICAO)によるコンフリクト管理として3つのレイヤ構成が説明されている(戦略的コンフリクト管理、間隔設定、衝突回避)。

 

知らないうちに、時代はどんどん進んでいる。。。