第11話「ロマンチスト」
ジュウォンはジヒに会いたい一心でコーヒーの配達を頼み続ける。ある日、ジヒが暴力団員に襲われ、ジュウォンはジヒを救出する。ジュウォンの存在はヨンジュンの耳に入り、ジュウォンを100人の暴力団に襲わせる。全身を刀で刺され車に轢かれても逃げ続けるジュウォンは原チャリで現れた後部座席に座って一緒に逃げた。ジヒと離れたジュウォンは崖から車ごと転落して車の下敷きになり鯨銛で脳を撃ち抜かれそうになるが、空に浮かぶドゥシクがジュウォンの窮地を救った。6ヶ月後国安部のためにジュウォンはドゥシクと一緒に働くことになる。彼のコードネームは故郷の名「クリョンポ」。ジュウォンに再会したジヒの顔は優しい笑みで一杯だった。
第12話「パートナー」
1992,3年、ジュウォンとドゥシクは世界を股に掛けて工作員として活動するが、94年ドゥシクは金日成の死後、行方をくらます。ドゥシクはミヒョンを訪ねるが、ミヒョンに銃を向けられ安企部に連行される。施設を脱出したドゥシクはミヒョンに発砲するがジュウォンがかばい、ドゥシクは浮遊したまま逃走する。事件が表に出て安企部は縮小しヨンジュンは左遷された。ドゥシクがミヒョンに発砲したのはドゥシクとの関係を公に断ち切ることでミヒョンを救うためだった。ブラックチーム解体となり、別部署の国家政策研究所に転属となったミヒョンはドゥシクが現れるのを待つ。ドゥシクと再会しミヒョンはボンソクを授かり幸せに暮らす。赤ちゃんのボンソクがある日、宙に浮く姿を見て父の遺伝を知る。安企部は国家情報院と改称され、ヨンジュンは室長としてカムバックしドゥシクらの家を包囲する。ミヒョンはドゥシクからボンソクの秘密を隠し通すよう頼まれ必ず迎えに行くと言われてボンソクを連れて逃げるが、ドゥシクは捕まり離れ離れになる。
第13話「チャン・ジュウォン」
ジュウォンは現場を離れてオフィスワークに転属した。ジヒと結婚して幸せだった。が北朝鮮の潜水艦の発見、工作員の国内潜伏事件が起き、ヨンジュンから現場復帰を持ちかけられ工作員として軍隊に合流した。ヨンジュンが送り込んだレヒョク(ユ・スンモク)から北朝鮮にも超能力者がいると聞かされた。ヨンジュンはブラックチームを再建することが狙いだった。再建後のブラックチームのリーダーとなったジュウォンのチームには、ボンピョン、ナジュ、チンチョンらがいた。ジュウォンに待望の娘ヒスが誕生する。ジュウォンは各地で極秘任務に当たった。ある日、ジュウォンは愛する妻ジヒと娘ヒスが交通事故に遭ったのを知る。大声で泣くジュウォンは、遺影の前でヒスを立派に育て上げることを宣言した。
第14話「バカ」
ジュウォンはヒスのために内勤となった。清渓川復活の動きの中で、近隣商店街は強制退去に反対していた。怪力男ジェマンは妻と息子ガンフンと幸せに暮らす中、強制退去反対のデモに参加した妻が連行され、大勢の前で超人的な力を見せた。ジェマンの身柄を確保しようとするジュウォンはジェマンと乱闘になる。ジュウォンは息子のもとへ帰るというジェマンを見逃す。ヨンジュンは、ジュマン親子を見て、親の能力が子に遺伝するの知り、ヒスを連れて姿を消した。時は現代に移り、ジュウォンはヒスからボンソクのことや妻の最期を聞かされて涙した。
第15話「N.T.D.P」
レヒョクは次世代の超能力者を育成する国家才能育成計画を提案する。その舞台がチョンウォン高校だった。ヒスを救ったガンフンは公務員になることを明かす。父の前科を取り消す条件で高校入学を打診してきたレヒョクの取引に応じてガンフンはチョンウォン高校に入学し、国情院で次世代工作員となると決意する。講堂が使えなくなったヒスは地域のスポーツセンターを利用するためにボンソクとバスに乗るが、二人を追う人相の悪い男が近づく。ミヒョンは学校に超能力者がいると知り担任を訪ねる。ジュウォンも学校を訪れ副担任に出会う。北朝鮮の超能力者は韓国の超能力者を皆殺しにするため動き出す。
第16話「境界の人間」
ミヒョンは教員歴を尋ねられた担任は、ブラックを志願したが教師として次世代の育成を命じられた過去を回想する。彼はかつて透視能力を持つ女子生徒の優しさに触れ、しかしながら癌で早世した過去を思い出していた。担任のもとにジュウォンも訪ね、ミヒョンは退室したが、清掃員が北朝鮮のスパイだということを聞き取ったミヒョンは清掃員のいる校長室で清掃員と対面した。
第17話「覚醒」
スポーツセンターについたヒスが人相の悪い男ジュナに襲われた。彼は北朝鮮が送り込んだ飛行能力を持つ超能力者だった。ヒスの危機を感じたボンソクは近くのコンビニから空を飛びヒスの救出に向かった。父から教わった飛行の秘訣を思い出しボンソクが覚醒した瞬間だった。ミヒョンは人並み外れた聴力で侵入者達の会話を聞き、彼らの狙いが育成計画の妨害と関係者全員の抹殺であることを知り、北朝鮮のスパイらが複数現れる。ガンフンは怪力男にボコられ、息子の異変を知った父ジェマンが息子の救出に向かった。スパイはドゥシクが全ての発端だと語った。ミヒョンは清掃員を射殺し、構内に潜むスパイと対決するために構内に戻った。
第18話「南と北」
金日成国家主席暗殺のため北朝鮮に侵入したドゥシクは主席の眠る寝室の護衛兵らを倒し、扉を開けると人工呼吸器をつけていたのを見て立ち去った。北朝鮮でも特殊能力を持つ兵士育成が始まった。そこで生き残ったのがジュナと怪力と治癒力をを持つヨンドゥクだった。ドゥシクは再度再び北朝鮮に潜り込むが、今度は逮捕されてしまう。ボンソクはジュナと死闘を繰り広げていた。
第19話「決戦」
ガンフンは北朝鮮の怪力男に襲われ危なかった。そこに父ジェマンが現れ怪力男を倒す。スパイの責任者は他の生徒2人を見つけるが見逃した。新たな北朝鮮の刺客ジェソクが現れた。彼は衝撃波を出す能力を持っていた。ジュナはボンソクに向かって発砲するが、ヒスが楯となってボンソクを救った。ボンソクに学園に戻るようボンソクを励まし、ボンソクは学園に向かって飛んでいった。その姿や血まみれのヒスを見たバスの運転手ゲドは学園に向かってバスを走らせる。ジェマンとの戦いに敗れたジェソクは地面に転落すると、手のひらを地面に叩きつけ校舎を破壊した。ジュウォンがジュナに撃たれて左目を失う。
第20話(最終回)「卒業式」
上空からジュナはミヒョンに狙いを定めていたが、息子ボンソクがミヒョンの窮地を救った。ゲドがバスで学園に侵入し、バスのバッテリーから電力を得たゲドが強力な電撃をジュナに放ったことでジュナは右腕を失う。ミヒョンはジュナを引き付け、ボンソクを逃そうとするが、ボンソクは引かずミヒョンを逃がそうとする。北朝鮮のスパイの責任者は子どものボンソクの射殺をためらい、忌々しい作戦に終止符を打つべく自ら転落して死んだ。国家情報院は騒ぎを聞きつけた警察を追い返す。ヒスらは無事卒業式を迎えて皆卒業していった。ボンソクだけ姿が見えない。ガンフンは父ジェマンの前科取消しを条件にジュウォンの部下になる。そこにヒスを追って転校してきたヘウォンがジュウォンより上のポストで現れた。北朝鮮に戻ったジュナは上司への経過の際、多くの同志を死に追いやった上官を殺害し、ドゥシクに子どもを守るよう銃を渡した。ドゥシクはジュウォンを殺害し、ミヒョンとボンソクの前に現れた。ヨンドゥクはジュウォンのチキン屋で働き、体育大に進んだヒスは高層ビルの火災で人命を救う黄色い服を着たボンソクをテレビのニュースで見てニンマリする。
エンディングクレジットの後、ドゥシクを目の敵にしていたサングが新たな計画を開始し、アメリカではフランクの代わりにイライアスが招集され、フランクはキャバレーの前に現れるなど、シーズン2が予感される。ヒーローもの、というより、ヒューマンドラマの趣きが強いドラマだったと思う。