嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎, 古賀史健

「2014年で一番売れた本」という帯封につられて買ってしまいました。
アドラー心理学っていう言葉は最新ちょこちょこ聞くようになったけど、導入の書物としてはわかりやすく書かれている感想を持ちました。フロイトユングと並んで、アドラーという人は心理学の中でも世界的には有名なのだそうだ。原因論決定論に対抗して目的論を唱え、また自己受容と他者貢献をキーワードに、幸せとは何か、自分が幸せになるにはどうすべきかを教えてくれる。ただ、パラダイム的な発想の転換があるというようなことが言われているようですが、それほどとは思いません。でもこういう本が売れるというのは、社会のためにもいいことですね。