2020年1月14日第1版第1刷発行
帯封「“仏教は抜群に面白いしビジネスに役立つ” 佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦!!」「少欲知足、利他、縁起、供養、四宝印、出家…(正解がない)『諸行無常の時代』を生き抜く知恵と心構え」
目次
第1講 何のために働くか―働き方と仏教
少欲知足:足るを知る
我他彼此:平等の意識
中道:節制
第2講 企業の価値とは何か―組織と仏教
利他:謙虚に生きる
縁起:ガバナンス(企業統治)
供養:持続可能性
第3講 どう生きるべきか―人生と仏教
四宝印:メンタルタフネス
出家:再出発
特別講義 弔事と人間関係
Study1「閉じられた葬式」がもたらす弊害
Study2 知らずに死ねない「葬式の基本」
Study3 お墓参りの偉大な力
Study4 遺骨を残すべきか
Study5 お盆・お彼岸は死者とコミュニケーションする機会
・ガタピシは、我他彼此という仏教用語。何事も円滑にいかないこと。
・和顔愛語・先意承問を心掛けよう。マインドフルネスの実践も効果的。
・臓器移植の提供者ドナーの語源は、サンスクリット語のダーナ(檀那)。布施の精神からすれば、出す側が金額を決める(もらう側が金額を決めるのは本来おかしい)。
・大丸百貨店の「先義後利」は今も企業理念になっている(大塩平八郎の「大丸が義商なり。犯すなかれ」の一声で焼討を逃れた)。
・日本には出家し僧侶の資格を得た者はおよそ34万人いる(文化庁『宗教年鑑』)。
・鹿児島県は1人当たりの生花消費量が日本一。刑法犯の発生率は41位なのはそれと関係がある?
・49日、百か日、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、17回忌、23回忌、27回忌、33回忌、59回忌の法要がある。
・8月15日がお盆なのは、『日本書記』の606年(推古天皇14)に「是年より初めて寺毎に、4月の8日、7月の15日に設(おがみ)斎す」との記述が根拠。