2023年2月20日第1刷発行
目次
第1章 「自分広報力」
あらゆるキャリアを成功に導く原動力
第2章 「ポジショニング(立ち位置)」を見つけよう
「自分探し」には意味がない。他者との関係性を見極める
第3章 「ポジショニング」を固め、「自分広報」活動をはじめる
“与えられた仕事をやるだけ”を卒業する
第4章 「ポジショニング」の守備範囲を広げてリーダーシップを持とう
立ち位置が決まるとリーダーシップが備わってくる
第5章 「自分広報力」は「メッセージ思考」を鍛えて劇的アップ
「ポジショニング」を固めて広げるために求められる思考法とは
第6章 「メッセージ思考」を豊かにすれば、あなたの成長が加速する
「メッセージ思考」が真のリーダーへのパスポートになる
第7章 自分自身の「アスピレーション」を見つめ直そう
志のある夢を語り、リーダーとしての求心力を高め仲間を増やそう
・「はじめに」の中で、本書のポイントを次のように書いている。
本書でお話しする「自分広報力」は、次の3つの要素から構成されます。
第一に、「ポジショニング」です。周囲のメンバーが抱える課題・関心事や困りごととあなたが持つ知見やスキルとが掛け合わされるテーマを見出し、それを軸としてあなた自身の「立ち位置」を固めることです。これが「自分広報力」の基盤になります。
第二に、「メッセージ思考」です。一定のパターンに沿ったメッセージの組み立て方や使い方を習得することで、相手の意識や行動に働きかけ、意図した成果を導き出すための有効な発信やコミュニケーションを実践できるようになります。
第三に、「アスピレーション」です。あなたの内発的な希いに裏打ちされた、「志」や「大義」を示すことで、「自分広報力」がさらに高まり、より多くのメンバーを束ねて大きな成果を生み出す原動力になります。
・ポジショニングについては、4つのモデル「救済者」「代弁者「調整者」「開拓者」を提示し、自分広報活動を展開する上でうつべき3つの布石として「テーマ設定」「推進体制」「リーダーからのサポート」を挙げる。
・メッセージ思考強化の第一歩はパターンをマスターすることであると述べ、基本パターンは「将来仮説」「ソリューション」「差別化」の3つの要素を挙げる。
・アスピレーションを考える視点としては、「根」(あなたらしさ)と「翼」(突き抜け感)をもつことを指摘する。
どれもが当たり前のように思うが、こうやって言葉に出して整理すると、頭の中が整理されてくるから不思議だ。