兎の眼 灰谷健次郎

たとえ障害を持っていたとしても、誰にでもタカラモノは眠っている。それを大人が真剣に見つけて一緒になって探してあげようとするのか、障害児と決めつけて接するのか。その違いはあまりにも大きい。だからこそ、前者の生き方が出来る教師には、多くの感動が集まるのだろう。灰谷シリーズは初めて読んだ。もっと早くに読むべきだったとひとしきり後悔する。「鉄三」「バクじいさん」「みなこ当番」等。