痴人の愛 谷崎純一郎

私とナオミの小説。理想の女に育て上げようとしていたのに,魔性の女に変身していくナオミに翻弄されていく私。谷崎文学の代表作。耽美派とか言われているのを耳にしたことはあったが,読むのは今回が初めて。大正12年9月1日関東大震災の翌年に大阪朝日新聞に連載された小説だそうだ。