間抜けの構造 ビートたけし

たけし、って、かなり頭いいよね。やっぱり。
この本でも「フイボナッチ数列や黄金比というのは、空間における法則性を表しているわけだから、映画や絵画をやるにあたって無視できるものじゃない。屁理屈には違いないんだけど、最も心地よくて美しい比率が1・618に近くなっている、というぐらいは覚えておいて損はしない」(134p)

表紙裏「”間”というものは厄介で、その正体は見えにくいし、コントロールするのも難しい。けれど、それを制した奴だけが、それぞれの世界で成功することができるんだよー」

なかなか含蓄が深い言葉があふれている。馬鹿じゃこれまで生き残れないということを感じさせてくれる一書でした。