2023-11-05から1日間の記事一覧

反骨《下》鈴木東民の生涯 鎌田慧

2012年12月10日発行 40歳で読売新聞に再就職し、戦後日本の最初の争議、正力と東民がはじまる。第1次争議が解決したのは1945年12月11日。組合側が正力たち経営派に勝利した。解雇は撤回され、解雇を言い渡した正力は戦犯として拘置所に収容された。東民は編…

反骨《中》鈴木東民の生涯 鎌田慧

2012年12月10日発行 大阪朝日新聞に入社した鈴木は、京都支局で1年、大阪本社整理部2年の後に退社してドイツに出発。選抜されてのドイツ行きだった。ヒトラーを批判する原稿を書いた。 ナチスが共産主義者を襲ったとき わたしはすこし不安になった けれども…

反骨《上》鈴木東民の生涯 鎌田慧

2012年12月10日発行 東民が中学2、3年の頃、幸徳秋水らの『大逆事件』が起こり、この事件は東民の思想に強い影響を与えた。東民が社会主義を知り、それを自分の思想の道標とし、生涯の伴侶と思い定めるに至った契機がこの『大逆事件』だった。東民は、第二…