夏の夜の夢 ウィリアム・シェイクスピア 原作 小田島雄志 文

2016年9月初版第1刷発行

 

シェイクスピア30歳過ぎの喜劇(1595年頃)。恋の三色スミレという花を汁を眠る者の瞼に注ぐと、目が覚めて最初に見るものに恋をするため、ハーミアに恋していた二人の男来サンダーとディミートリアが、途中からヘレナを恋して追いかけるようになり、その一方で、妖精の王妃とロバ頭の職人ボトムの恋があったり、ハチャメチャな恋が三重唱で奏でられるようにして話がテンポよく展開していく。シェークスピア独特の私的表現が随所に散りばめられていて、英語で読めたら、それはそれできっと面白いと思う。