天祐なり(上)高橋是清・百年前の日本国債 幸田真音

帯封「仙台藩足軽に家にもらわれてきた子、のちの高橋是清は、横浜で英会話を学び、12歳で渡米。契約社会のアメリカでは、奴隷として売られる体験もし、帰国後は官・民でさまざまな職に就く。教師、官吏、相場師、銀行員・・・、彼の武器は堪能な英語力と、型破りな発想力、そして持ち前の楽天主義。転職と失敗を繰り返しつつも、現場からの視点を失わないその姿勢は、一流の財政センスへと結実していく」。帯封って読み終わってから改めて見ると、すごくコンパクトによくまとまっているものだと感心する。