天祐なり(下)高橋是清・百年前の日本国債 幸田真音

帯封「前例にとらわれない柔軟な発想と、現場経験に根差した解決能力を身につけ、銀行家として踏み出した高橋是清日露戦争の戦費調達という使命を帯び、ロンドンで極東の新興国・日本をアピール、人脈を駆使して日本国債の売り出しを成功させる。以後、昭和金融恐慌の鎮静化、世界恐慌後のデフレ脱却など、危機のたび手腕を振るった不世出の財政家は、なぜ2・26事件の凶弾に倒れなくてはならなかったのか」コンパクトに本当によくまとまっている。