2023-09-13から1日間の記事一覧

孔子《下》 井上靖

2006年11月20日発行 巻末の曾根博義の解説によると、本作は『論語』がどのようにして成立したのかその成立過程を想像力を駆使して描いた小説だという。井上靖は様々な人間関係のなかで師弟関係がいちばん好ましいと考えていた。弟子が亡き師について語るとい…

孔子《中》 井上靖

2006年11月20日発行 蔫薑(えんきょう)がこの語りの名前であることを告げる。 有名な“五十にして天命を知る”とは、御自分が為そうとしていることに、天の使命感を感じたということが一つ、それから使命感を感じた以上、当然なこととして、大いに努力はする…