見果てぬ祖国 ホセ・リサール 村上政彦(翻案)

スペインから独立したフィリピンの英雄ホセ・リサールの2つの長編小説を翻案した作品。1896年12月30日に35歳の若さで処刑された彼の魂は、その後のフィリピン独立を求める運動につながる。後にこの2つの小説は学校の教育課程に取り入られることになったそうだ(通商リサール法)。言論と教育の力で民衆を鼓舞した偉大な若き英雄は、27歳の頃、日本に来たことがあるそうだ。日比谷公園にホセ・リサールの胸像が設置されていたらしい。今度見に行こう。