「聖ペトロ
使徒座への
献金」と呼ばれる
バチカンの
基金がある。フランシスコが新法王に就任してわずか3ヶ月後の2013年6月には、
献金総額が8000万ドルを超えたという(65p)。
バチカン内部では改革努力を粘り強く続行し、外部に対しては宗教対話の促進を通じて他宗教との相互理解や、その結果もたらさせる寛容の精神を追求するのが、フランシスコ法王の
バチカンといえよう(103p)。
バチカン市国の外務省にあたる
国務省外務局の職員数は、2015年3月時点でわずか337人しかいなかった。この数字は世界101か国に置いている大使館に勤務する大使や書記官などの職員304人を含んでおり、
バチカン本国の職員は33人である(106p)。