2023-08-26から1日間の記事一覧

毎日が日曜日《下》 城山三郎

1991年4月10日発行 沖の息子がオートバイに乗っていた時に交通事故に遭う。足先が壊疽し足首を切断。しかし右足全体を切らざるを得なくなる。笹上は時間を持て余していたこともあり、沖の家族の面倒をかいがいしく見てくれるようになる。京都支店閉鎖の社命…

毎日が日曜日《中》 城山三郎

1991年4月10日発行 沖はスマトラで一大プロジェクトを手掛けた日々を懐かしみ、トウモロコシの大量取引のために10万頭養豚計画事業を形にしようとあれこれ企画をしていたが、本業の京都支店長としては十分な接待の仕事をマスターすることもなく、逆に祇園の…

毎日が日曜日《上》 城山三郎

1991年4月10日発行 長期間の海外駐在後、商事会社の京都支店長として単身赴任となった沖直之。京都にくる企業のトップや外国のVIPの接待しか仕事がない。「毎日が日曜日」と言われる閑職だったが、新プロジェクトに取り組む。一方、ウーさんと呼ばれ優柔不断…

草笛物語 葉室麟

令和2年9月20日初版第1刷発行 裏表紙「羽根藩江戸屋敷に暮らす少年赤座颯太は、両親が他界して帰国、伯父水上岳堂の親友で薬草園万人の、檀野庄三郎に託される。国許では、藩の家督を巡り、世子鍋千代を推す中老戸田順右衛門と、御一門衆の三浦左近を推す一…