毎日が日曜日《上》 城山三郎

1991年4月10日発行

 

長期間の海外駐在後、商事会社の京都支店長として単身赴任となった沖直之。京都にくる企業のトップや外国のVIPの接待しか仕事がない。「毎日が日曜日」と言われる閑職だったが、新プロジェクトに取り組む。一方、ウーさんと呼ばれ優柔不断を絵に描いた笹上丑松は定年退職を心待ちにし、定年を迎えると実に爽快のはずだった。だがしばらくしてそうでもないことに気付く。

 

定年をどう迎えるのか?ということをこれまで自分の問題として考えてこなかったので、定年を考えるきっかけにはなった。