子どもたちを内部被ばくから守るために親が出きる30のことーチェルノブイリの体験から 野呂美加 NPO法人「チェルノブイリへのかけはし」代表

2011年10月10日初版第1刷発行

 

はじめに 原発賛成・反対 どんな立場の人も力を合わせて まず子どもたちを救おう

何を食べればいいのか

1 牛乳や卵は注意が必要です

2 水道水は避ける。特に授乳中の人、粉ミルク用にもだめ

3 昆布、ワカメ、ヒジキなどの海藻をこまめに食べる

4 お腹がすいているときに、新鮮なリンゴ、桃、バナナを食べる

5 自家製の野菜ジュース、果物ジュースを、搾ってから15~25分以内に飲む

6 味噌汁を飲む、自家製の漬物を食べる

7 白いご飯にむぎや雑穀を加えて

8 肉や魚に注意して、野菜中心のおかずを食べる

9 カルシウム量は牛乳の10倍。ごまやヒジキを食べる

10 スナック菓子はやめる

11 加工食品の危険性は自分でメーカーに確かめる

12 外食は控える

13 腹八分、腹七分を心がけ、塩分は控える

14 揚げ物、肉類、乳製品などはなるべく少量に

15 洗う、皮を剝く、塩水に漬ける、熱を通す、煮汁を捨てる

どのように生活すればいいのか。

16 放射線量の数値、風向きはこまめにチェックする

17 ガイガーカウンターで自分で計ってみる

18 公園の植え込み、水たまり、芝生、砂場では遊ばせない

19 外出時にはマスクを使用

20 雨には濡れない

21 洗濯物は外に干さない

22 こまめに拭き掃除をする

23 激しく体力を消耗させるスポーツはほどほどに

24 家庭用の堆肥は要注意

25 給食が不安なら弁当にする

26 雨ざらしのプールには子どもを入れない

27 早寝・早起きをする

28 1カ月の転地療養で、放射性物質は抜けていく。心のために数日でも効果あり

29 子どもの症状の記録をつける

30 定期的に訪れるホームドクターをつくる

子どもたちが生きてゆく環境を整えるために、さらに出来ること

おわりに

 

福島第1原発事故から早11年半。いつの間にか、今日の線量は〇〇シーベルトというのを聞かなくなってしまった。改めて放射線量の数値を気にしながら生活をしないといけない、と反省。