このひと言で「できる人」になる 大人のモノの言い方 一流、二流、三流 櫻井弘

2022年12月6日第1刷発行

 

表紙「著書の累積売り上げ180万部超! あいづち、お願い、謝罪する、断る、苦情、感謝、ほめる…Web会議も!『口べた』『おしゃべりが苦手』関係なし! 相手の心をつかみ、目的を達成する会話術!」「取引先に即答が難しい要求をするとき 一流:ご相談させてください 二流:ご検討ください 三流:やってもらえますか? /相手を怒らせたとき 一流:ご気分を害してしまい、申し訳ございません 二流:怒らせてしまい、すみません 三流:まずかったですか?」

 

職場で上司や先輩より先に帰るとき

 三流:がんばってください

二流:お先に失礼します

一流:何かお手伝いできることはありませんか?

嫌味を言われたとき

 一流:参考にさせていただきます

 二流:そのような見方もあるのですね

 三流:そんなことないです

特技を披歴するとき

 一流:お目汚し失礼します

 二流:笑ってやってください

 三流:見逃すと損しますよ

 

取引先に見てももらいたいとき

 一流:ご高覧ください

 二流:ご覧ください

 三流:見てください

取引先に励ましてもらいたいとき

 一流:ご鞭撻のほど宜しくお願い致します

 二流:応援してください

 三流:ほめられて育つタイプなんです

上司に承諾してもらいたいとき

 一流:ご高承を得たく、お願い申し上げます

 二流:ご了承願います

 三流:なんとかお願いしますよ!

先輩をほめる

 一流:すごいと思っていましたが、想像以上でした

 二流:いい仕事しますね

 三流:見直しました!

先輩の気遣いをほめるとき

 一流:他の人は、そこまで気が回らないです

 二流:配慮がすごいですね

 三流:やさしー!

誤解が生じたことをわびる

 一流:心得違いをしてしまい、申し訳ございません

 二流:誤解してしまい、すみません

 三流:勘違いしていました

誤解を招いてしまったとき

 一流:言葉足らずで、申し訳ございません

 二流:説明不足ですみません

 三流:ちゃんと言ったつもりですけど

自分の浅薄さを認めるとき

 一流:考えが及びませんでした

 二流:思い付きませんでした

 三流:そこまで考えていませんでした

配慮が足りなかったことを認める

 一流:意を尽くせず、不本意です

 二流:力不足でした

 三流:できなかったです

不手際をわびるとき

 一流:不行き届きを、お許しください

 二流:不手際があり、すみません

 三流:きちんとしたつもりでしたが

後輩の功績をたたえるとき

 一流:誰でもできる内容ではないから素晴らしいね

 二流:〇〇さんは、わが社のエースだね

 三流:できる子だね

諦めそうな後輩を激励するとき

 三流:諦めたら負けだ!

 二流:ダメだと決まったわけじゃないよ

 一流:何が問題になっているのかな?

後輩にクライアントを怒らせる失敗があったとき

 三流:あんな失敗信じられない

 二流:失敗はだれにでもあるよ

 一流:1分だけ反省しよう。次の仕事を期待しているよ

部下に元気がない様子が続いているとき

 三流:元気をださないとダメじゃないか

 二流:元気がないようだけど、何かありましたか?

 一流:(人を遠ざけて)最近、ストレスに感じていることはありますか?

 

マイナスからプラスへ気分をリセットする言葉

 愚痴は意見に、文句は提案に

ウォルト・ディズニー

 まず最初に考える。第二に信じる。第三に夢見る。そして最後に思いきりやる。