宇宙 ニュートン式超図解 最強に面白い‼ 宇宙138憶年のビッグストーリー! これ1冊で、宇宙すべてが丸わかり‼ 監修:佐藤勝彦

2020年4月15日発行

 

第1章 今も宇宙は膨張している! 地球から遠くにある銀河ほど、早く遠ざかっている

第2章 138億年の宇宙の全歴史をみてみよう! 宇宙誕生後1万分の1秒で陽子と中性子ができた

第3章 宇宙をつくった、謎の物質とエネルギー 宇宙には謎の重力源「ダークマター」が満ちている

第4章 宇宙の“外”では、無数の宇宙が誕生している 宇宙空間は、曲がっている可能性がある

第5章 宇宙がだとる、暗くさびしい運命 宇宙の終焉は、ダークエネルギーしだい

 

・1光年=約9兆4600億キロメートル(時間の単位ではなく距離の単位)

・遠い銀河ほど、速く遠ざかっている事実は、ハッブルルメートルの法則と呼ばれる。

・無からの宇宙創成論はアメリカ物理学者のアレキサンダー・ビレンキンによる仮説だが、物理学を駆使して導かれた結論であり、根も葉もないことを言っているわけではない。

・渦巻銀河では、中心に近い場所も、外縁付近も、回転速度がほとんど変わらない、中心から遠いほど回転速度は遅くなりそうなのにそうならないのは、目に見えない未知の物質が銀河を覆っていると仮定し未知の物質の重力の効果を計算に入れると回転速度が上手く説明できるので、この未知の物質をダークマターと呼んでいるが、ダークマターは元素をもとにしてできた物質ではないと考えられている。ダークマターは①見えない(電磁波を出さない)②普通の物質をすり抜ける③質量をもつ(宇宙全体での合計質量は普通の物質の5~6倍)の3つの特徴を持つ。ダークマターの分布は画像化されわかってきた。

・宇宙の膨張が加速しているのはダークエネルギーがアクセル訳を果たしているからだと考えられている。宇宙が膨張しても薄まらないダークエネルギーの正体は天文学の最大級の謎。宇宙の成分はダークエネルギー68.3%、ダークマター26.8%、普通の物質4.9%。

・宇宙の大きさが無限か有限か、決着はついていない。100兆年後の宇宙では陽子はなくなり宇宙から原子が消えてしまう。宇宙の終焉はダークエネルギー次第らしい。