2018年2月7日第1刷発行
画家の生涯と作品150点をやさしく解説。
光に着目し、粗い筆致で、今を描いた、自由なグループ。当時のサロンでは未完成作品だとして拒絶されるが伝統に反旗を翻して共同出資してグループ展に出品した画家たちの集まり。
ポスト印象派の代表とされるセザンヌ、ゴーガン、ごっぷらは印象派を乗り越えて新たな画風を確立しようとした。後期印象派という意味ではない。
印象派-美術史を変えた19世紀の前衛画家たち
1 技法的革新(戸外で揺らめく光を描く) 2 主題的革新(低俗とされた「現実の情景」を描く) 3 制度的革新(「サロン」の壁を突き破る
先駆者たち 印象派誕生の下地を準備した画家たち
コロー:印象派を先取りした風景画家 1点掲載
ミレー:大地を賛美した印象派の先駆者 1点掲載
ドービニー:水と光を描いて印象派に影響を与えた画家 1点掲載
マネ:若き画家を導いた「印象派の父」 10点掲載!
ファンタン=ラトゥール:印象派と交流しつつサロンでも活躍 1点掲載
モネ:光を追い求めた「ザ・印象派」 19点も不断にモネの作品が掲載されている!
ルノアール:「生きる喜び」をカンヴァスに表した モネほどでないにしてもルノアールの作品もたくさん17点掲載されているのも嬉しい!
ピサロ:印象派みんなの「お父さん」 かなりの作品(11点)が掲載されている
モリゾ:画力と美貌を備えた女性画家 7点掲載
カイユボット:仲間を支えたブルジョワ画家 5点
スーラ:「分割主義」を提唱した新印象派 9点!
セザンヌ:印象派を駆け抜けた孤高の天才(多視点の導入) 10点!
ゴーガン:楽園を追い求めた「野生の画家」 9点!
ゴッホ:救済の絵画を追求した熱情の画家
多視点の導入 プリミティヴィスム
サージェント:モネと親しく交流し、英国上流社会でも活躍した画家 1点
クラウス:瑞々しい光の表現で知られる「陽光の画家」 1点
レイセルベルへ:精妙な点描画を描いたベルギー新印象派の画家
リーバーマン:印象派に傾倒し、ベルリン分離派を指揮した巨匠 1点
ウーデ:印象の外光表現を取り入れた写実的画風を確立 1点
アンカー:デンマークの芸術家村で活動した画家 1点
セガンティーニ:アルプスの自然とそこに暮らす人々を描く 1点
ホドラー:山岳風景を明澄な色彩で描いた 1点
日本の印象派 近代洋画の幕開けとともに
児島虎次郎:ベルギーの印象派の外光表現を取り入れた 1点
印象派に出会える日本の美術館
アサヒビール大山崎山荘美術館(京都) 大原美術館 笠間日動美術館(茨城県) 国立西洋美術館 埼玉県立近代美術館 地中美術館(香川) DIC川村記念美術館(千葉) 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館 ひろしま美術館 ブリヂストン美術館 ポーラ美術館 山梨県立美術館