鹿の王(上) 生き残った者 上橋菜穂子

ヴァン(奴隷)とホッサル(医術師)が交互に主役として登場する。ヴァンが裏返った時に見た「光」の正体が何なのか?(下巻)でホッサルがヒントを出してくれているといいなあ。この世に満ち溢れているダークマター暗黒物質を思わず連想してしまったけれど、もし全ての物体に連動する「光」がこれらだったとしたらワクワクするなあ。本の展開と全く関係のない感想を抱いてしまったが、ホッサルの従者マコウカンが姉と劇的な対面を果たすところで上巻を終えていて、早く下巻が読みたくなります。ちなみに帯封の養老孟司市の言「冒険小説を読んでるうちに、医学を勉強し、さらに社会を学ぶ。1回で3冊分」で買うことを決めた書籍でした。