別冊100de名著 ナショナリズム(愛国心・国家(民族)主義) 『君主論』ナショナリズム マキャベリ 島田雅彦 

レオナルド・ダ・ヴィンチは、マキャベリと共に「アルノー川水路変更計画」、そして「フィレンツェ海港化計画」という巨大事業の立案に加わったことがあります。

官僚マキャベリと軍事技術家ダ・ヴィンチが手を組み、途方もない計画を立てたことは、ルネッサンス期ならではの面白さでしょう。

 

この二人に接点があることすら不勉強で知らなった。

 

私は『君主論』を斜めから読むという方針ですから、市民の立場から君主に向かって書かれたこの本を読むとき、たとえ本文に書かれてはいなくても、その行間にあえて筆者の理想や希望を読み込もうという態度でコメントしているわけです。

 

なるほど。目的のために手段を択ばずという言葉だけが独り歩きしているような気がしているが、菅さんが『君主論』を座右の書としていた(昨日の日経だったかな)理由が少し分かる気がした。