著名な本。でも漫画でないと、なかなか手にするのも難しいのも事実。
カール・フォン・クラウゼヴィッツ(1780~1831)
19世紀プロセインの軍人・軍事学者。
「戦争から目を背けていてはその原因も本質も何ひとつ理解できなくなってしまう」
戦争とは「相手に自分の意志を強要するための暴力行為である」
「政府の目的」「軍隊の才能」「国民の支持」(要素)
①「敵戦力の撃滅」②「講和条約の締結」③「防御」(手段)
「絶対的戦争」と「現実の戦争」
前者の「特徴」は「暴力の極限行使」
①「暴力の応酬」②「恐怖の増幅」③「力の増大」→「絶対的戦争」に発展
ナポレオンの戦略
・戦力の数量・割合 ・作戦の計算 ・地理的要素 ・物資の補給 ・精神的要素
戦略と戦術の違い
「戦争」に勝つための「戦闘」の使い方が「戦略」
「戦闘」を有利に進める方法が「戦術」
精神的要素
・将軍の才能 ・軍の武徳 ・国民精神
「戦争がおこるのを防げないのなら 我々が考えるべきはそれをどうコントロールするかです」
「戦争という複雑極まりない問題と向きあうことは 途方もない時間と労力がもとめられます」
「しかしこの問題から目を背けてはなりません 考えることをやめては問題は解決しないのです」
賛否両論ある書物である。最近読んだ「超限戦」は「戦争論」を更に発展させたものと理解するべきなのだろうか。いずれにしても色々と考えなければならないし、学ばなければいけないことだけは確かだと思う。