うーん。難解でした。
ヨーロッパに8年留学して大哲学者に学んだ九鬼が「同質性」や「同一性」を重視するヨーロッパ哲学に対比する形で、日本独自の「異質」を描くために取り上げたのが、「いき」というテーマだというのですが、どうしても??となってしまいます。
キーワードは「媚態」「意気地」「諦め」。これが「いき」の意識を構成する三要素であると。
「内包的構造」と「外延的構造」との対比は論理学的思考に基づく分析でしょうが、どうにもこうにも理解するのが難しい。すーっと入ってこないのです。まだまだ哲学的素養が足りないからなのでしょうが。