頭のいい人の「説明」はたった10秒! 仕事も人生もうまくいく 樋口裕一

2020年8月25日第1刷発行

 

帯封「オンラインでは、ダラダラした説明は嫌われる!丁寧に説明するほど、なぜか分かりにくくなる。お願い・紹介・交渉…短いのに失礼にならない説得力バツグンの実践テクニック」「すぐに結果が出る例文を満載!言質をとって願いを聞いてもらう→困ったことがあったらいつでも言ってくれ、という言葉に甘えさせてください ほめるにもツボをおさえた説明が必要→あのときの鮮やかな切り口は他の人にはマネできませんね ライバル意識をあおって心を動かす→ほかからも連絡が来ているのですが、御社にしたいと思います」

 

目次

第1章 なぜ、頭のいい人の説明は短いのか―わかりやすい「説明力」が身につく4原則

説明はたった10秒で伝わる

説明力が身につく4原則

第1原則 丁寧な説明はわかりにくい

第2原則 はじめにズバリと結論を示して、その後で補足する

第3原則 1回の持ち時間は30~60秒と心得る

第4原則 説明は相手との対話と心得る

テクニック1から14

第2章 たった10秒で人を動かす!シーン別徹底攻略法―お願い、お詫び、クレーム…すぐに使える実践例

説明下手は、相手を説得することができない

すぐ使える! 4つのシーン別説明術

テクニック1から10

第3章 相手をその気にさせる「ほめ方」のルール―この誘導トークで、もっと話を聞きたくなる!

  ほめるにも説明が必要だ

  頭のいい人は「このツボをおさえたほめ方」を知っている

  「ほめ上手」は「話し上手」

  テクニック1から11

第4章 「説明力」を制する者はすべてを制す―仕事も人間関係も劇的に変わる7か条

説明がうまくなると、すべてがうまく回りだす

心構え1 セルフ・イメージから脱出しよう

心構え2 言葉の力を信じよ

心構え3 人と人は本当には理解しあえないと心得よ

心構え4 ギブ・アンド・テイクを守れ

心構え5 できるだけ早めに強く反対せよ

心構え6 嫌いな人ともつき合う

心構え7 発信力をつけよ

問題1 問題2 問題の回答例と解説

 

それ程目新しいテクニックはない。むしろ、やり過ぎや失敗すると、痛い目に遭いかねないものもないではないように思う。一応そこら辺への配慮はされているように思うが、人によってはその部分をきちんと意識しない人もいるかもしれない。そういう人を意識して、その辺りの手当をもう少し厚くしておいた方が、より充実したテクニック本となるように思った。特に「言質をとる」「恩に着せる」のテクニックで書かれている箇所についてはそのような印象を受けた。

ただ、この本に書いてある内容を普段あまり意識していない人にとっては有益な本、勉強になる本であることは間違いないと思う。