2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ローマ人の物語16 パクス・ロマーナ[下]

平成16年11月1日発行 平成30年9月30日13刷 表紙裏「ローマ世界に平和をもたらし、繁栄の礎を築いたアウグストゥスを、人々は『国家の父』と呼ぶようになる。しかしその彼にも大きな悩みがあった。後継者を誰にするか─妻リヴィアの連れ子ティベリ…

アレノ 2015年 監督:越川道夫 原作:エミール・ゾラ「テレーズ・ラカン」

3人が乗ったボートが転覆し、夫(川口覚)だけ行方不明になり、妻(山田真歩)ともう1人の男(渋川清彦)が救助隊によって引き上げられた。男は自分のせいで彼は死んだと言う。男は東京に帰ろうというが、妻は家の中で夫がうろうろしている気がするから嫌だと言う…

等伯《上》 安部龍太郎

2015年9月10日第1刷 裏表紙「能登・七尾で武士の家に生まれた信春は、長谷川家の養子となり絵仏師として名声を得ていた。都に出て天下一の絵師になるという野望を持っていた彼だが、主家の内紛に巻き込まれて養父母を失い、妻子とともに故郷を追われる。戦国…

ローマ人の物語15 パクス・ロマーナ[中]

平成16年11月1日発行 平成30年9月30日14刷 表紙裏「『帝政』の名を口にせず、しかし着実に帝政をローマに浸透させていくアウグストゥス。彼の頭にあったのは、広大な版図に平和をもたらすためのリーダーシップの確立だった。市民や元老院からの…

島のエアライン《下》 黒木亮

2018年6月20日発行 帯「『命をつなぐ島ん飛行機ば守れ!』地方自治体が独力で経営する日本初の定期航空会社『天草エアライン』は開業4年目から業績が急降下。運転資金も底を尽き、倒産が現実味を帯びる。地域の医療も支える『島のエアライン』を関係者たちは…

ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ[上]

平成16年11月1日発行 平成23年4月25日12刷 表紙裏「ユリウス・カエサルが暗殺されてから15年。彼の養子オクタヴィアヌスは、養父の遺志に逆らうように共和政への復帰を宣言する。これに感謝した元老院は『アウグストゥス』の尊称を贈り、ローマ…

島のエアライン《上》 黒木亮

2018年6月20日発行 帯封「人口15万人の島の自治体が、総額85億円の空港建設に乗り出した。地方のハコもの事業に対する批判の嵐が全国で吹き荒れる中、“悲願”は実現するのか!?そして、就航する航空会社は、果たしてあるのか⁉『俺は必ず天草空港から飛行機を飛…

ローマ人の物語13 ユリウス・カエサル ルビコン以後[下]

平成16年10月1日発行 平成24年4月30日14刷 表紙裏「前44年3月15日、ローマ都心のポンペイウス回廊で、ブルータスら14人の元老院議員にカエサルは暗殺される。地中海全域を掌握し、迅速に数々の改革を断行、巨大な権力を手中にして、事実上、帝政…

歌川国芳猫づくし《下》 風野真知雄

2025年5月20日発行 からんころん 三遊亭小円太(後の円朝)と一魁斎(月岡)芳年は同じ歳。小円太は13歳の時、国芳に弟子入りし、芳年と机を並べたが、小円太は1年足らずでやめた。国芳は幽霊の絵を多く書いていた。芳年も幽霊の絵が上手くなってきた。お岩…

山本卓眞(富士通名誉会長) 私の履歴書 経済人34

平成16年6月1日1版1刷 平成17年4月11日2刷 ①生きて悔いなし ②軍人志望 ③陸軍士官学校 ④明野から満州へ ⑤終戦 ⑥東大合格 ⑦電気工学を専 ⑧富士通信機製造 ⑨入社直後 ⑩2人の先輩 ⑪コンピューター ⑫東証売り込み ⑬交換機開発 ⑭結婚 ⑮岡田完二郎社長 ⑯第一銀に納…

ローマ人の物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後[中]

平成16年10月1日発行 平成22年5月15日10刷 表紙裏「カエサルは、ギリシアでのポンペイウスとの直接対決に勝利し、地中海のほぼ全域を掌握する。しかし首都ローマでは、カエサルの片腕アントニウスの失政により、兵士の従軍拒否、経済停滞という…

廃墟に乞う 佐々木譲

2012年1月10日第1刷 帯「第142回直木賞受賞作 犯罪は、捜査員の心までも傷つける-。北海道の各地を舞台に、休職中の刑事が事件の影に新たな光を導く。」 裏表紙「十三年前に札幌で起きた殺人事件と、同じ手口で風俗嬢が殺害された。道警の敏腕刑事だった仙…

歌川国芳猫づくし《上》 風野真知雄

2025年5月20日発行 下手の横好き 国芳の弟子の一人芙蓉堂の隠居は下手の横好きで、春画ばかりを描き、リアルさを求めてとんでもない行動に出た。国芳の部屋に出入りするクロベエという黒猫の姿がある時から見えなくなったかと思うや、毛が一部無くなっていた…

渡辺文夫(東京海上火災保険相談役) 私の履歴書 経済人34

平成16年6月1日1版1刷 平成17年4月11日2刷 ①運命 ②家族 ③市立一中 ④静高・東大 ⑤海軍 ⑥艦隊勤務 ⑦再召集 ⑧父の投獄 ⑨東京大空襲 ⑩小佐野氏のこと ⑪東京海上復帰 ⑫企画部時代 ⑬営業の第一線 ⑭組織改革 ⑮自動車業務部長 ⑯「源さん」 ⑰医師賠償保険 ⑱国際ネット…

ローマ人の物語11 ユリウス・カエサル ルビコン以後[上]

平成16年10月1日発行 平成30年11月20日16刷 表紙裏「軍の即時解散と帰国を命ずる『元老院最終勧告』を突きつけられたカエサルは、国賊と呼ばれるのを覚悟で、自軍とともにルビコンを越える。『カエサル渡河、南進中』との報はローマを震撼させ…

小さいおうち 中島京子

2012年12月10日第1刷 2014年3月10日第14刷 裏表紙「昭和初期、女中奉公に出た少女タキは赤い屋根のモダンな家と若く美しい奥様を心から慕う。だが平穏な日々にやがて密かに"恋愛事件"の気配が漂いだす一方、戦争の影もまた刻々と迫りきて。晩年のタキが記憶…

長谷川薫(レンゴー社長) 私の履歴書 経済人34

平成16年6月1日1版1刷 平成17年4月11日2刷 ①2つの人生 ②出撃 ③墜落 ④名古屋時代 ⑤神戸一中 ⑥海兵合格 ⑦兵学校生活 ⑧訓練 ⑨実戦配備 ⑩米艦長の勇気 ⑪ハワイ移送 ⑫復員 ⑬学習院大学 ⑭レンゴー入社 ⑮社外役員 ⑯利根川工場 ⑰中国訪問 ⑱欧米視察 ⑲労使紛争 ⑳国際…

天国と地獄~サイコな2人~ 2021年(全10話) 監督:平川雄一朗、青山貴洋、松木彩

パチンコ玉が口の中に詰め込まれた遺体が見つかった。手には血で∅のマークが書かれていた。この猟奇的な連続殺人事件で名誉挽回のため手柄を立てようと意気込むのが捜査一課の刑事望月彩子(綾瀬はるか)だった。現場から掃除直後の清涼感を感じた彩子は違和…

ローマ人の物語10 ユリウス・カエサル ルビコン以前[下] 塩野七生

平成16年9月1日発行 平成21年6月5日6刷 表紙裏「ガリアの諸部族の粘り強い抵抗に苦しみながらも、8年にわたる戦役を制し、ついにカエサルは悲願のガリア征服を成し遂げる。しかしその間、パルティアではローマ軍が敗北し、軍を率いていたクラッス…

蛇行する月 桜木紫乃

2023年11月20日発行 作品には6人の女性が登場するが、そこから、ある1人の女性「順子」の姿が浮かび上がってくる。6人はいずれも北海道出身の女性で、そのうち4人は順子の高校時代の友達。順子は卒業後、就職した札幌の和菓子屋の20歳も年上の妻子持ちの男性…

伊部恭之助(住友銀行最高顧問) 私の履歴書 経済人34

平成16年6月1日1版1刷 平成17年4月11日2刷 ①昭和の金融恐慌 ②姓名の由来 ③尋常小学校へ ④父の思い出 ⑤開成中学 ⑥東京高校 ⑦本位田ゼミ ⑧父の死 ⑨一家の総領 ⑩住友に合格 ⑪新人研修 ⑫東京支店 ⑬結婚 ⑭安藤太郎君 ⑮外回り ⑯堀田庄三さん ⑰召集令状 ⑱銀行復帰 ⑲…

ローマ人の物語9 ユリウス・カエサル ルビコン以前[中] 塩野七生

平成16年9月1日発行 平成21年6月20日6刷 表紙裏「長き雌伏の時を経たカエサルが『陽の当たる道』を漸く歩みはじめた頃、ポンペイウスは既に地中海全域を覇権下に収めていた。カエサルもスペイン統治を成功させ、危機感を強めた『元老院派』は両者…

ふがいない僕は空を見た 2012年 監督タナダユキ

高校生の斉藤卓巳(永山絢斗)はホテルの一室に入ると、コスプレ用の衣装が準備されていた。ベッドの上には魔法少女のコスチュームを身にまとって寝ている岡本里美(田畑智子)がいた。斎藤がコスチュームに着替えると、岡本の股間に手を伸ばし弄り始める。手書…

私の男 桜庭一樹

2010年4月10日第1刷 2014年7月10日第11刷 裏表紙「落ちぶれた貴族のように、惨めでどこか優雅な男・淳悟は、腐野花の養父。孤児となった十歳の花を、若い淳悟が引き取り、親子となった。そして、物語は、アルバムを逆から捲るように、花の結婚から二人の過去…

佐波正一(東芝相談役) 私の履歴書 経済人34

平成16年6月1日1版1刷 平成17年4月11日2刷 ①創立125周年へ ②牧師の父 ③小学校 ④栗崎先生 ⑤受験 ⑥武蔵高校入学 ⑦高等科時代 ⑧浪人、東大へ ⑨学生生活 ⑩就職 ⑪入営 ⑫航空士官学校 ⑬結婚 ⑭終戦 ⑮焼け跡での模索 ⑯東芝争議 ⑰技術者たち ⑱マル技 ⑲米国へ ⑳米国駐…

ローマ人の物語8 ユリウス・カエサル ルビコン以前[上] 塩野七生

平成16年9月1日発行 平成21年6月20日8刷 表紙裏「紀元前100年、ローマの貴族の家に一人の男児が誕生した。その名はユリウス・カエサル。共和政に幕を引き、壮大なる世界帝国への道筋を引いた不世生の創造的天才は、どのような時代に生まれたのか。…

水車小屋のネネ 津村記久子

2023年3月5日発行 帯封「誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ 18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉。ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生―助け合い支え合う人々の40年を描く長編小説」「『家出ようと思う…

伊賀の残光《下》 青山文平

2025年5月20日発行 晋平は半四郎から、勘兵衛と太一をどうするかは晋平の領分と言われ、考えた末に放っておくことにした。すると太一が晋平を訪ね、浮木の稽古をつけてくれと頼んできた。太一は勘兵衛の楯となり、ガキ大将だった勘兵衛がガキ大将でいさせ続…

ローマ人の物語7 勝者の混迷[下] 塩野七生

平成14年9月1日発行 第2章 マリウスとスッラの時代(承前) スッラが執政官に当選し、オリエント戦線の担当の任を獲得する。ところが69歳のマリウスが護民官の一人とタッグを組んでオリエント征の総司令官につく。スッラは兵士たちを招集し、ローマ首都…

世界は安楽死をどう考えどう迎えるか その現状と理論 盛永審一郎

2025年6月30日初版第1刷発行 表紙「私たちは、自らの『終わり』を決められるのか―?高齢化が進む日本で、終末期医療や安楽死は誰もが直面する課題となっている―。本書は、『死を選ぶ権利』はあるのか、『その意思を支援した他者は罰せられるのか』という根源…